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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ジャックオランタンのハロウィンは

作者: 弥生

割りと

ライトに

グロ

 ジャック・オー・ランタンのハロウィンはとっても奇妙。


 職人がカブのかわりに人頭を使い、丁寧に丁寧にくりぬいていきます。


 案外、繊細な作業なんです。残った目がキラキラと光る様子が美しいから、視神経を上手に切り落として目が転がり落ちないように裏側に肉も残して固定させるんです。


 口の内部が出来る限り再現されたままライトで美しく光るように、後頭部の脊椎のあたりから手を加えていきます。


 とても穴が小さく、繊細に、脳や肉を穿り返していきます。


 それらは当日に振舞われる料理として再利用されます。エコですね。


 そして数日かけて職人技によって完成したランタンは、目がキラキラと輝き、顔全体がぼぅぼぅと光り、口の中からいまだ費えぬ生への渇望の声を漏らすといいます。


 ただ、それだけではイベントごととしての頭数が足りないため、ハロウィンお約束の子供のジャック・オー・ランタンたちお楽しみのランタン製作体験教室などで人の頭を使って練習してみますもします。


 大体はうまくいかず、人頭の目に穴があいてしまったり、口顎から光がもろに漏れてしまったりするような形になってしまいますが、子供たちは楽しそうです。

 きゃっきゃと人頭をほじくり穴あけいじっていきます。


 そして、それを抱えて、村に迷いこんできた人間の元に行っては、Trick or Treatといって、仲間を増やしていくのです。


 人間が逃げるにはやはり、おやつをわけてあげるしかありません。


 この場合は、魂か体の一部になります。


 ただ、彼らが好きだった料理をあげられたり、歌や踊りが出来たなら、もしかしら帰り道を教えてくれるかもしれません。


 ハロウィンは魔界との境目が薄くなる日、参加する皆様はくれぐれも迷い込まれぬようにお気をつけて。

かぼちゃだってしたいんだもん

ごらんいただきありがとうございました

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