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ブロークン・ワールド  作者: 鞘美鞘
ミッション1:一ヶ月間生き延びろ。
4/4

4話:新しいメンバー

----ミンミンミンミン----


「はっ…やばい。遅刻だ。」……そっか…「今はそんな場合じゃなかったんだ。」

我に帰り言葉がこぼれる。


---ウァァァァァァァァァ---

あぁぁ…耳が潰れるかと思うような勢いでブザーがなった。何かと思い空を見上げる。そこには見覚えのあるヤツがいた。


「また気やがった。黒騎士……」

「やぁ、皆さん。コツが掴めてきましたか?ちょっと上の方からの司令でね、これから【ミッション1】の追加指令を出します。」上から?どういう意味だ……。まぁ、まずは聞く方が先だな。

「ミッション1の追加指令?そんなの卑怯だろ!」霧沢が黒騎士に怒鳴りつける。が無情にも声は届かない。


「しっかりと聞くように。生死を分ける指令ですので…。」

生死だと。また人の命を…どれだけやれば気が済むんだよ…


そして黒騎士は指令を下す。

「三人組を作ってください。」

「制限時間は今日の日が沈むまでです。では、よーいスタート!」


「霧沢、これ本当だと思うか?そんな簡単に死ぬと思うか?殺されると思うか?」

駄目だ…自分でも心をコントロールできていない。

「佐久間、ここは黒騎士の言う事を聞いて置く方が…」

「あいつの言いなりになっているのは今だけだ。いつか、あいつをぶっ潰してやるぞ!」

「あぁ、わかってる。」


そして俺達は人を探しに街へと向かった。

俺達の場の雰囲気は昨日のように明るく喋れるような状況ではなかった。

「霧沢…こんな暗い雰囲気にするのは辞めておこう…。」

「あぁ、そうだな!入ってくる奴が気まずいもんな!」

霧沢は暗い雰囲気を払拭してくれたが、気分はあまり上には向かなかった。


残り時間1時間

「おい霧沢!!三人組を作らないと俺達死ぬんだぞ!早く見つけるぞ!」

今日、ずっと探し続け、声を掛けたが声を掛けた全員がもう三人組を作っていた。

「佐久間、俺達はもう……」

霧沢も諦めているが、俺は最後の一瞬一秒まで諦めるつもりは無かった。


残り時間10分

「もうダメなんだよ……」

最後の一瞬一秒まで諦めるつもりは無いと言ったものの、追い込まれればやはり諦めてしまう。


その時-----崖の下でしゃがんで泣いている女の子がいた。


少しの可能性を信じてその女の子に近寄る。

「お前、一人なのか?」恐る恐る女の子に訪ねた。

女の子は何も言わず首を縦に降った。

「なら僕達と三人組を組もう。」

「ありがとうございます…」

グズ…グスン…うぁぁぁあああああん

突然女の子が泣き出してしまった。

「どうしたの!?」

「こんな優しい人初めてだったの。」


はじめて僕達の前で顔を上げた。顔は上品でとても可愛く、女の子と言ったが俺と同じくらいの年齢だと思う。女の(ガール)じゃなく女性(ウーマン)だ。


彼女と目が合う。彼女は俺と三秒ほど目を合わせすぐ背けてしまった。

「あ、俺の名前は佐久間士郎(さくましろう)。よろしく!」

「わ、わたしは、赤夏環(あかなつたまき)。よろしく。」

「一通り挨拶を終えたし、指令をクリアしたな!(たまき)!」

「うん!」

「って、おい俺忘れてんだろ!俺の名前は霧沢凌だ。よろしくな!環!」

「なんなのよ!あんた勝手に呼び捨てしないでくれる?」

耳を疑った。

「環?」今の言葉が誰が言ったのかわからなかった。

「士郎、なんでもないわ。気にしないでね。」

「いきなり嫌われちゃったよ。」

こんな感じで暗い雰囲気も無くなり、一人の仲間、赤夏環(あかなつたまき)が加わったのである。



一応ヒロインって感じで投下しました。

少しネタ切れてるのかな?よくわかんないですw

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