3話:スキル――クリエイトの謎
俺、佐久間士郎は霧沢凌、スキルTravelとパーティを組んだことをきっかけにミッション1をクリアすることを目標に掲げ前進する。
「これからお前のことは佐久間と呼ぶぞ?。」これあれだろ。ツンデレキャラだったらここで「士郎。」とか言って下の名前呼ばせるシチュエーションか。生憎俺はそんな事は言わない。
「あぁ、それでいいよ。なら、俺は霧沢って呼ぶわ。」
「佐久間、そーいやCreateってどんな能力が使えるんだ?」
そーいや説明してなかったな。生憎俺は一度も使ってないんだよな。使ったことないなんて言ったらどうなるか。
「それはお楽しみだ。」
この場を回避するため、そう言っておいた。
「なんだよ。まぁ、お前がそういうなら楽しみにしておく。」
はぁ…なんとか回避できたか。だが、本当にCreateはどんな能力が使えるのか…あいつの目を盗んで一度使ってみるか。
「すまん、霧沢少しトイレ行ってくるからそこで待っててくれ。」
俺は霧沢に嘘の断りを入れ、ここを離れた。ふぅ、初めて使うスキル。頼むぞ。
「スキル発動------Create。」
頼むぞと心に決めた途端俺は口から言葉を発していた。
あれ?何も起きない。霧沢のTravelこれは旅のスキル。Createこの単語の意味………。わからん!!勉強を全くしてこなかった俺は初めて『英和辞典』が欲しいと思った。
------ファーン------
手の平が光った。ん?なんだこれは?
手の平には乗っていたのは
『英和辞典』だった。そ、そういう事か俺は欲しいと思ったものを具現化出来るのか!凄いじゃないか!Travelは旅に必要な物しか手に入らない。だが俺は何でも作れそうだ!だが、その考えはすぐに打ち消される。
よし、そろそろ帰るとするか。お楽しみと言っておいたが霧沢に教えてやろう。あいつの驚く顔が目に浮かぶぜ。
「霧沢すまん。少し遅くなった。」
「あぁ、大丈夫だ。行くぞ。」よし、カミングアウトしてやる。
「俺のスキルはお楽しみだと言っておいたが、教えてやるよ。」
「そりゃ、どーも」なんか、腹立つなこいつ。まぁ、いいや。言ってやる。
「見とけよ。」よし、これでいくか。
『パン』!
-----ファーン-----
手の平が光る。よし、上手くいった。
「これを見ろ!霧沢!!!」驚け!霧沢!
「なんだよ、これ。ははははははは。パン?とぼけるなよ。これのどこがパンなんだよ?」
「え?パンじゃないのか?」手の平を見る。「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ?」俺が目に見たものはパンとは言えない、とても歪なものだった。「まぁ、味はパンだろ!」
もぐもぐもぐもぐ
「ヴァァァァエェェェェェ」とても人間が食うものではなかった。
「霧沢、お前も食ってみろ……」
「おい、佐久間。Createの単語の意味を一度調べてみろ。」Travelのように単語の意味からスキルの内容が知れるかもしれないって事だな。
「英和辞典をスキルで手に入れたからそれを使って調べるわ。」俺は英和辞典を開ことうとした瞬間、霧沢が物凄い大きな声で笑った。「はははははははははは…おまえ…おまえ…それ、英和辞典じゃねーぞ。」
え?中身を見る。
「何語これ?」今まで生きてきた中で一度も見たことがない言葉に出会ってしまった。
「多分、この世界の言語じゃないだろうね。」はぁ…もう全くわからん!!
自分の能力も分からないまま、一日を終えた。
結構早いペースで書けてる様子。結構暇なんでね。まぁ、3話どうでしたか?割と頑張った!ww次も頑張りたいね。文中にwwが付けたくてもつけませんww