第三話「反転」
4時間目の授業中に遡る。
学校が始まって教科ごとに先生の自己紹介をしていた。
しかしそんな事はどうでもよくノートにラクガキをしていたら、
突如、ドアの方から銃を持った男性が2人いた。
突然の事に女子は叫び、他のクラスからも悲鳴が飛んでくる始末。
「おいガキども!!大人しく縄に縛られるなら、殺さないでやる!!」
と男が言った。銃を持ってる大人に対抗出来るわけもなく、
今の状況にいると、
僕の能力ならこの状況を抜け出せるかも、知れないが.....
周りを見渡すとクラスメイトの怯える顔、1人だけボケーとしている奴がいる。
何だこいつ?
頭がおかしいんじゃないか、
そう思っていたら、
「ねぇ君。」と声をかけてきた。
「この状況から打開する方法はあるけど、まだ少し足りないみたいな顔してるね。」
「誰だお前。」
「ああ僕能力物体を反転出来る能力でさ、どうしようかなって悩んでたんだけど、君勝算どんくらいある。」
「....僕1人じゃ到底無理だけど、君の能力を使えばほぼ100%勝てる。」
そう言ったら少年はニヤッとした。
「それなら面倒くさいけど、やるしかないね。」
それから少しの作戦会議をした。
「なるほどねこれなら行けるかもなるべく僕は戦いたくないし。」
「て言うか、俺らこんなに喋っているのに、何でバレないんだ?」
「今それ聞く?僕の能力で相手の耳を反転したんだよ。でも1人の人に対して2つしか反転出来ないから
それに使い過ぎると暴走しちゃうし。」
よくよく見たら少年の耳が変化しているのがわかる。
「それじゃあ行って来る。」
「それ死ぬやつのセリフやん」
と少年は苦笑した。
「うるせ」とバレバレの照れ隠しをした。
僕は自分の能力を使い縄を戻した。
「何で俺の手元に縄が?」
と男達は混乱してる隙に、僕はすぐに立ち男達に殴りかかろうとした。
「クソ!!」と男達は銃を使おうとするが、
「反転」
と少年が呟いた。
「残念だったね。」といかにも悪役の顔をしながら、微笑んでた。
1人の男は後頭部を殴り気絶させたが、
もう1人の男が銃で殴りかかってきた。
しかし僕は能力を使いその男の後ろにいた。
「僕はもうそこにはいないよ」
と告げ、男から奪った銃で殴りつけた。
「いやー凄いね君ってやっぱ面白いや作戦聞いた時も、僕の仕事はほぼない、君ってどんな能力なのかな?もしかして1人でも何とかなったんじゃない?」
「いやそんな事ないさ僕の能力だと銃を相手にするのは難しいだから助かったよ。」
ふと周りを見ているとクラスメイトの奴らが怖がっているのがわかる。そりゃそうだ銃を持っている男2人を何かの力を使い、倒したんだから、
嗚呼居心地が悪い、こんな場所すぐに去ろう。
そう考えた瞬間、
「お兄ちゃんー」
と事件が起きてるとは思えない声が聞こえて、後ろに6人男がこっちに来ていた。
「....バカヤローー!!」
と昨日とは変わり僕が怒る事になったのを横目に
「この戦いが終わったら、少し僕の過去を話そう。」
と少年が呟いていたのであった。
*
一方二階では、
伸びている8人の男達を見ながらで考え込んでいる、トウマがいた。
「一階も不安だがまあサクの能力なら大丈夫だろう。問題なのは三階か....」
と上を見上げる。その時、
上から銃声とは思えない、異様な音が聞こえた。
「間に合わなかったか....」
とトウマが呟いた。
「三階で何が起きているんですか!?」
「思考を読み取る能力は見たくないとこまで、見えちまうんだよ。」
「とりあえず三階に行こう。それまでの間ツムギお前にレイの過去を話してやる。」




