4.男女2名推定殺人及び失踪事件
ワンルームアパートである照山アパートで発生した、男女2名の殺害及び失踪事件について。
2024年3月4日 朝8:00 照山アパートの203号室にて1名の他殺体が発見された。
発見者は照山アパートのオーナー、照山秋。
被害者は203号室に住む「相沢春」の交際相手「堂島浩一」
殺害時刻は前日の3月3日 夜8:00頃と見られている。
オーナーである照山秋が朝の掃除中、203号室のドアが空いており、通路から人の足が見えたため、室内に声掛けを行った。
しかし、返答がなく、病気などで倒れていないか確認のために部屋に入ると、殺害されている男性の遺体を発見した。
推定殺人としている理由については、堂島浩一と見られる遺体に頭部がなく、本人と断定出来ないことが上げられる。
遺族による体の特徴確認と、右手の指紋を使用したスマートフォンの指紋認証で本人と断定。
そして、遺体は左手が手首の部分で切断されており、その先に切断されて置かれた左手、堂島浩一のものと見られていた左手は、堂島浩一のものではなく女性のものであることが判明。そして、その左手はこの部屋の借主「相沢春」のものであると断定された。
犯人が拭き取ったか、別の場所で遺体を切断したのか、堂島浩一の首と左手首からの出血、および相沢春の手首から出血は見られなかった。
周囲で聞いた情報では、相沢春と堂島浩一の関係は良好であり、痴情のもつれや怨恨も考えにくく、事件に巻き込まれたのではないかと推察される。
ただ、遺体が発見される前日に、隣の部屋の住人が相沢春の声を聞いている。
「最初から」「こうすれば良かった」
興奮している様子でも、絶叫している様子でもなく、少し大きな声で何度か言っていたという。
相沢春が堂島浩一を殺害し、頭部と左手を切断。そして自分の左手を切断して、堂島浩一の遺体に置き、頭部と左手を持って姿をくらます。
現場と証拠からはこのような筋書きが作成されるが、誰にも何の得もないように思える殺人である。
犯罪や事件というものは当人以外に不可解なものだが、この件は全く不可解であり、捜査前から未解決事件と思われている。




