2話
「おいおい…ここでもか…」
悔しくて拳を地面に叩きつける。
すると、地面に穴が空く。
「イッテェ…」
上を見ると青い炎が過る。
「あちち…危ねぇ…何とか生きているな…」
しかし、刳り貫かれた地面は少し大きく登るには少し高い。
「はぁ…どうするか…ここで一生穴の中か…」
ため息と共に壁に手をつくと、少しの段ができる。
「さっきからこれ刳り貫けるみたいだが…発動する条件は一体何なんだ?」
―
試行錯誤した結果、掘りたい、穴を開けたいなどを考えた時は普通に刳り貫け、色々な感情が昂ったとき大きく発動するようだ。
普通に刳り貫く分には10cm四方から1mくらい。
昂った際は3mくらいだろうか。これ以上刳り貫けたりするのだろうか。
「とりあえず、外に出ないとな」
掘りすぎた穴を上る。
―
「どうやらあの大蜥蜴はいなくなったみたいだが…いやぁ…天国で死ぬことになったらそれはそれで問題だな」
耽ている間に大蜥蜴は消えていた。足跡が残っていたため跡を追えばまた会える可能性もあるが…。
「自殺行為だな…天国で死ぬわけにもいかないし、それにしても刳り貫いた土はどこに行ったんだ?」
こればかりは試行錯誤しても何もできなかった。
「胃の中とかに入ってなきゃいいんだが…」
円を書くように土を刳り貫く。
―
「これで少なくとも襲われることはないだろう。一応木も刳り貫いて…」
下だけ刳り貫くと自然と倒れる。
「壁にもなるから、ま…大丈夫だろう」
円の真ん中に穴を空け、そこで眠る。
―
「それにしても腹減ったな…蜥蜴の肉って食えるのか?」
1箇所だけ通り道を残しておいたのでそこから蜥蜴の跡を追う。
「まぁ、ハブ酒とか蛇は食えるっていうから大丈夫だろう」