テイマー
勝手に個人情報を見る鑑定ですが、勝手に見るのはダメです!許可を取りましょう。
ギルマスを信用して打ち明k…(´ρ`*)コホン
「すいません、パーティー脱退の手続きをお願いします」
「ここに、返却の為にパーティー証明のタグとギルドカードを置いてくれ」
変わらずぶっきらぼうに言うおじさん。銀色のトレーに、チェーンつきの金色の名札と、銀縁のギルドカードを置く。それぞれを手に取り、手元の物と一緒に操作していてそれが終わったのか、ギルドカードだけを返却された。
踵を返して去ろうとすると、おじさんから待ったがかかった。
「ん、うーん、そうだなちょっとついて来い」
おじさんは話があるみたいで、俺はその後を追った。
入った部屋はギルドマスター室だった!何の躊躇いもなくドカッと腰掛けるおじさんを見て、ビックリした。
「挨拶してなかったよな。ヒンセク国王都の冒険者ギルドマスターをしてる、アズラクだ」
「Bランク冒険者のタイヨウです。おじさんってギルドマスターだったんですね、アズラクさんと呼んでも?」
「呼び方なんざ好きにしろ。でだ、俺にも鑑定が使えるんだが、お前のこのスキル…テイムと言ったか、なんだこれ?」
俺が迷っているとアズラクさんが「ムリに答える必要はない。説明読んだからな」と言う。読んだならよくない?
「はぁぁ、お前の口から聞きたかったんだがな、鑑定は称号も見れるんだわ。見たことないこの二つは関連してるんだと思ってよ、転生者っつぅのとテイム。この二つを持ってる理由を話してくれ」
俺はアズラクさんに、前世の記憶と神様から貰ったスキルを話した。
神様とスキル説明の通り、純粋な優しい心で魔物と接して親密度を上げた善人でないと、魔物と契約し従えることが出来ないらしい。テイム対象や従えた魔物は、悪人や敵意に敏感に反応するとの説明もあった。
転生したのがついさっきだった為、従えている魔物は当然いない。いたとしてもテイムなんてスキルは見たこともない。従えているとは言っても魔物だから国はもちろん町や村には、魔物と共に入ることは叶わないだろうと、言われた。
更に魔物がいると言うだけで、討伐されることもあるだろうし、付近で魔物が現れたら責任を押し付けられる恐れもあると言われて、思っても見なかったことに絶句した。
「仕方ないが、このことはヒンセクの国王に報告しておく。珍しいスキルだってのもあるが、魔物といたら知らない奴からすれば脅威だからな、報告は必要だ」
「…………はい」
「悪人からすれば、捕らえられて奴隷のように扱われるだろう。研究者なら研究対象にされるだろうな。いいか?命が惜しいなら、常に最悪の事態を考えろ」
「吹聴なんてもってのほかですね」
腕を組んで「当たり前だっ」と吐き捨てる。そんなアズラクさんに、好感が持てた。
口調と態度が一致しないけど、この人は良い人だと思った。
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