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打ち切りエンド

作者: こーへ〜

打ち切りエンド


男2o 女1 不問1

最小編成なので好きにして_(:3」∠)_


澪…男

死神、坪倉、父、男A…男

クロノス…不問

由美、母、女A、街頭TVアナウンサー…女


冒頭のバトルシーンはやりたい人がやればいいのです。

洸夜「まだだ!」

ハーデス「しつこい…我に敵うとでも…自惚れるな!」そ

洸夜「ぐっ!」

龍斗「諦めるな洸夜!」

洸夜「龍斗…」

真名「私達もいるわよ!」

雷牙「俺も居るぜガキンチョ!」

洸夜「真名!雷牙!!」

龍斗「さぁ、ここからだ洸夜…」

洸夜「ああ!俺たちの闘いはこれからだ!みんな!いくぞ!!」


澪「……川村こうへい先生の次回作にご期待ください……やっぱ打ち切りか〜結構好きだったのになぁ…今時王道すぎるのって人気出ないのかな〜、あーあー、これ終わらせんならあの漫画終わらせろよ編集部〜」

運転手「…ううん…うーん…ぐー」

澪「よし、もう一回SASUKEの最終回読もう………あーヤベェ」

運転手「ぐーぐー…あ、やべっ!ハンドル…ど、退いてくれ〜!!」

SE【クラクション】

澪「え?」


SE【衝突音】


澪モノローグ

「鈍い音と同時に俺の身体は宙を舞った…あーうん、これ俺死んだ…くっそ…こんな終わり方ねぇよ…………俺の人生、ここで打ち切りエンドか?遠藤澪の次回作にご期待くださいってことか?ふざけんな!……」

クロノス「やっほー元気してる〜?って死んでるんだよね〜」

澪「あ?誰?てか、どこだここ?」

クロノス「私クロノス、よろしく〜…えっと〜ここは…狭間かな?」

澪「は?」

クロノス「アレ見てみ?」

澪「ん?…うっ…気持ち悪っ…」

クロノス「だね〜グチャグチャ〜だけどアレ君なんだよね」

澪「マジか…」

クロノス「マジ」

澪「て言うことは…つまり今俺は幽体離脱してるだけ?戻れば生き返って怪我も治れば無事過ごせるってこと?」

クロノス「いや無理だって…無理無理…完全に身体が死んでるから…戻ったところでって感じ」

澪「そうか…」

クロノス「…なんかごめんね」

澪「う、うん…えっとつまり、今の俺は浮霊澪ってことだよな」

クロノス「そゆこと、んで、そろそろ死神ちゃんが来て君を閻魔のおっちゃんとこ連れてってくれるってわけ」

澪「死神…閻魔…ってぇーと俺は地獄行き?」

クロノス「さぁ?閻魔のおっちゃん次第じゃない?まぁでも今の人間で天国行ける人間なんて殆ど居ないんだけどね、一度地獄落ちて魂キレイにして生まれ変わるって感じが大体だよ」

澪「そうなんだ…」

死神「ちーす死神でぇーす」

澪「げっ!来た…つかノリ軽っ!」

クロノス「やほー死神ちゃん」

死神「お、クロちゃんじゃん!どうしたの?」

クロノス「えっと暇つぶし」

死神「へー…絶対何かあ……まぁいいや…えっとお前、遠藤澪だな?」

澪「ち、違います…」

死神「嘘つけ!魂の状態見りゃわかんだよ!さっさと閻魔様とこ行くぞ!」

澪「やだ!行きたくない!どうせ地獄落ちで痛い目合うんだろ?そんなん嫌だ!」

死神「ワガママ言うな!ほら行くぞ!」

澪「ちょっ!おい!痛いって!放せよ!うわぁああ!!」

クロノス「ほい、死神ちゃんストップ」

死神「へ?えーっと…クロちゃんどしたの?」

クロノス「ちょっと放してあげて」

死神「ん…ほらよ」

澪「ったく痛えよバカ」

死神「なっ!?バカとはなんだ…バカとは」

クロノス「死神ちゃんシャラップ」

死神「はい」

クロノス「ねぇ君…生き返りたい?」

澪「え!?生き返れるのか!?」

クロノス「さぁ?でも、もしできるならどうする?」

澪「そりゃできるなら生き返りたいさ!」

クロノス「んじゃこのまま生き返らせるってこと無理だけど時間を戻してあげることはできるよ」

死神「クロちゃん一体どういうつもりだよ」

クロノス「んー暇つぶし」

死神「死者を生き返らせるなんて間違ってる!死んだものは生き返らない!死者は閻魔様に裁かれ天国か地獄どちらかに行くべきなんだ!ふぜけるのもいい加減にしなって!暇つぶしでそんなこと許されないってクロちゃん、いやクロノス」

クロノス「ふざけてないよー、それに私はこの子を生き返らせるんじゃなくて生きてた時間まで戻すだけだって…あとね死神ちゃん…誰に口聞いてるか分かる…あ?」

死神「ひっ…ご、ごめんなさい」

クロノス「ごめんなさい?」

死神「も、申し訳ありません」

クロノス「よし、許してやろう…えっと澪君だっけ?」

澪「この女?死神より偉いの??こいつ可愛い顔して超こえー…」

クロノス「なんか言った?」

澪「何も言ってません!」

クロノス「そう、さてと…んじゃ言ってたとおり君が生きてた時間まで時間を戻してあげようと思うんだけどどう?」

澪「是非!」

クロノス「んじゃそうするね」

澪「お願いしまーす!」

クロノス「パルテピソアポオータン、いってらっしゃい…死なないでいれたらいいね」

SE時計音


死神「クロちゃん…あの方がなんと言うか…」

クロノス「平気平気…時間操る事に関したら、あの方より僕の方が上だから」


SE【時計音】

澪「あーあーこれ終わらせんならあの漫画終わらせろよ編集部〜…よし、もう一回SASUKEの最終回……は帰って読むか…なんだろ?今すっごい嫌な予感したけど…まぁいいか…てかながら歩きしてたから無駄に歩いてるな…あそこで曲がらないといけなかったのに…戻るか…」

【衝突音】

女A「きゃー事故よ!」

澪「な、なんだ?」

男「やばいぞ!おい大丈夫か!?うっ…だ、誰か救急車ー!」

澪「うわ…ガイドレールにトラック突っ込んでグチャグチャだ…漫画読むのやめないであそこ居たら今頃…ぅう…考えんのやめよ…気持ち悪っ…帰ろ帰ろ」


澪「ただいまー」

母「あら、おかえり〜早かったのね〜…あ、そうそう…由美ちゃん来てるわよ?」

澪「んーりょうか…へ?」

SE【階段を駆け上がる」

由美「おかえり〜」

澪「お、お前なんでいんの!?」

由美「勉強教えに来ました」

澪「えーまたぁ?いいよめんどくさい…」

由美「いいから座る!」

澪「はい…」

由美「はい、じゃあこれからやろうか?」

澪モノローグ

「俺は由美に言われるがまま勉強を教わった…だけど…」


澪「あー全然わっかんねー!意味わかんね!何これ呪文?」

由美「これはね、この公式を当てはめて…」

澪「あーもう無理!バカに教えるだけ無駄だって!」

由美「無駄じゃないよ、少しずつ進歩してるよ」

澪「いやもう無理だって、勉強嫌ー」

由美「もう!頑張ってよ…一緒の大学行くんでしょ!」

澪「なぁ…」

由美「なに?」

澪「なんで俺と一緒の大学行きたいんだ?お前ならもっと上の狙えるだろ」

由美「そ、それは…」

澪「それは?」

由美「澪が…す…」

澪「す?」

由美「好きだからよ…言わせないでよ…バカ…」

澪「…お、おう…」

由美「あーもう!今日は終わり!私帰る〜」

澪「お、送ってくよ」

由美「う、うん…」


澪「あ、あのさ…さっきの…」

由美「う、うん」

澪「俺もお前のこと…」

由美「澪!危ない!!」

澪「……ってえ…何すんだよ!……由美?」

澪モノローグ

「好きだと言おうとした瞬間、由美は俺を突き飛ばした…俯き…彼女から一瞬だけ目を離した…俺が次に彼女を見たのは真っ赤になったグチャグチャになった姿だった…」

澪「ゆ……み?……嘘…だろ?由美?あ、ああ…うわぁあああああ……」

SE【サイレン】

澪モノローグ

「想いを伝える前に彼女は死んだ…そして彼女を轢いたトラックには俺が死んだ時の運転手が乗っていたのだった」

澪「な、なんだよ…なんで由美なんだよ!あいつなんだよ!時間戻したからか?俺の代わりに由美なのか?ふざけんなよ、おい…いるんだろ?クロノス!」


母「澪!うるさ…」

父「母さん…ほっといてやれ」

母「あなた…」

父「あの子が居なくなったんだ…そんなすぐには受け入れられないさ…」

母「そうね…」

父「当たり前だったのが突然なくなったんだ…無理もない…あいつ…あの子のこと、好きだったんだろうな」

母「ええ…」

父「まぁ、ゆっくり見守ってやろう」


澪「由美が死んだ…信じたくない、でも信じるしかなかった…受け入れるしかなかった…自分が死んだ時よりも時間を戻したい…そう思った…でも!戻せない!なぁ!クロノス!お願いだ時間を戻してよ!そしたらあいつのこと…由美を守れる…だから!」


澪モノローグ

「クロノスは現れなかった…それから数日して由美の葬式が行われた…由美の家族、友人…みんなみんな哀しんで泣いていた…俺はもう泣き尽くしていて涙なんて出もしなかった…それから暫く経ったある日、ふと思った事があった」

澪「クロノスに会ったのは俺が幽霊になってた時…生きてるから会えない…そうだとしたら…」

澪モノローグ

「そして」

【落下衝突音】

澪モノローグ

「死んだ」

SE【サイレン】

母「あなた!」

父「あの馬鹿…」

救急隊「残念ながら…」

父「そんな…」

母「ぅう…」

澪モノローグ

「父さん、母さん…ごめん…俺は自分で人生を打ち切った…でも、これはなかったことにするから…許してくれよな…なぁクロノスこれで会えるだろ?出てきてくれよ」

クロノス「やだ」

澪「クロノス!?どこだ?どこにいる?」

クロノス「呼び方あるでしょ?死神ちゃんに僕はなんて呼ばれてたかなー?」

澪「…し、仕方ないか…クロちゃん出てきてくださーい!」

クロノス「はいはーい!僕、参上!」

澪「う、うん」

クロノス「で、なんだい?えーっと…」

澪「澪、遠藤澪」

クロノス「はいはいありがとう、んで、澪君…なんの用だい?」

澪「頼みがある」

クロノス「ほうほう…どれ、お姉さんに言ってみ?」

澪「クロノス!」

クロノス「あ?」

澪「…クロちゃん…」

クロノス「よろしい」

澪「クロちゃん頼むよ…由美…俺とあいつが一緒に居た時間まで、由美が死ぬ前まで戻して!」

クロノス「ふむふむ…君はどうしてそこまでして戻りたいのかな?」

澪「…あいつのこと好きだってわかったから…」

クロノス「ほうほう…青春だね〜…で、どうして死んだら僕に会えると思ったの?」

澪「前に会ったのは俺が死んだ時だったから…もしかしたらと思って」

クロノス「なるほど…確かに私は死者にしか姿を見せることができない…」

澪「だから死んでみた」

クロノス「確証もなかったのによくやったね…怖くなかった…?」

澪「怖いさ、むちゃくちゃ怖い!地面とぶつかるまで長かった…ぶつかった瞬間例えられないくらい痛かった…そして今は父さん母さんに辛い思いさせてる…辛いさ、痛いさ、死んだ後でも…それでもあいつが死ぬなんて嫌だ、あいつと一緒にいれないなんて嫌だ!だから、クロちゃんに会って時間を戻すことができることに賭けたんだ」

クロノス「愛は偉大だね〜お姉さん感動〜」

澪「茶化すなよ…」

クロノス「ごめんごめん…んー…いいよ、戻してあげる!死への恐怖に立ち向かった君の勇気を讃えてね」

澪「ありがとう」

クロノス「じゃあ…いっといで…」

澪「……あれ?呪文は?」

クロノス「あーあれ?あれ気分で言っただけ、ギリシャ語で時よ戻れって…まぁあんなんいらないから…というわけでさっさと行ってらっしゃい」

澪「うん」

クロノス「ほいっとな!」

SE【時計音】


澪「あ、あのさ…さっきの…ってこっからかよ!危ない由美!」

由美「きゃっ!」

澪「よかった守れた…あ、やべ」

SE【衝突音】

クロノス「おかえり〜」

澪「早えよ!戻ってすぐじゃん!」

クロノス「でも由美ちゃん守れたでしょ?」

澪「うん…でも、俺死んだら意味ないじゃん」

クロノス「死んでも守ったとかかっこいいじゃん!ぐっ!ナイスガッツ!」

澪「いやいやあいつ泣いてるじゃん、もっと前!もっと前に戻してよ!」

クロノス「もーワガママだなー、んじゃーはい!」

SE【時計音】

澪「だぁっだっ!」

母「あらーあんよお上手になりまちたねー」

澪モノローグ

「は?え?あ、ええ!?嘘だろ…も、戻し過ぎだろ…赤ん坊じゃねえか!あいつふざけやがって」

母「澪君〜ご飯よ〜ほら、ここに座って」

澪ナレーション

「こうして俺はクロノスのおかげで人生をほぼ初めからリスタートした…俺はすくすくと成長し幼稚園、小学校、中学、高校と順調に進んだ…あの事故はなかったことになった…だが由美の告白は普通にあり…俺は返答し大学進学と同時に交際を始めた…それでハッピーエンド…そう思っていた…」


由美「ねぇ澪、この後どうする?」

澪「んー…カラオケでもいく?」

由美「あー久々にいいね!決まり!」

澪「んじゃ行くか…どこがいいかな…」

由美「ところで今日なんの日か覚えてる?」

澪「ん?記念日はまだだし由美の誕生日もまだだろ?なんかあったっけ?」

由美「ばか、自分の誕生日でしょ」

澪「あ、そっか…」

由美「ほんとに馬鹿なんだから…後でプレゼントあげるから期待してね!」

澪「おう」

坪倉「ぶつぶつ…」

澪「なぁ、あいつ坪倉じゃね?」

由美「あ、本当だ…あ、こっち来た」

坪倉「やぁ由美ちゃん、今日もかわいいね!」

由美「ありがとう…」

澪「相変わらずのイケメンぶりですね…俺に挨拶は無しですか〜坪倉君…」

坪倉「いやいやレディーファーストだよ、君にはちゃんとこの後するはずだったさ」

澪「へぇー…キザなやつ…」

坪倉「何か?」

澪「何にも」

坪倉「そう言えば今日は君の誕生日だったね澪君、由美ちゃんからもうプレゼントもらったかい?」

澪「いや、まだ」

由美「後であげるんだー」

坪倉「へーそう、それは羨ましい…」

澪「いやいや…お前なんて誕生日にファンからいくらでも貰えるだろ」

坪倉「好きな人からもらうのは違うよ」

澪「そりゃそうだ」

坪倉「羨ましいよ」

澪「へへへーそうかー」

坪倉「僕も君にプレゼントがあるんだ、受け取ってくれる?」

澪「お!マジで!?もらうもらう!いやーまさか坪倉から誕生日プレゼントもらえるなんてなー」

坪倉「そんなに喜んでくれて嬉しいよ、じゃあ…はい、僕からのプレゼント」

澪「うぐっ…」

坪倉「ちゃんと受け取ってよ…僕からの死を…」

澪「なんで…」

由美「嘘…いや、いやぁあああ!!!」

坪倉「なんで?当たり前だろ…僕は由美ちゃんが好きなんだ、ずっとずっと好きだった!ずっとずっと見守っていた!いつ告白しようかと気を伺ってたらなんだよ、なのに!お前!幼馴染みだからって一緒に居るのは許してやってたけど、調子乗って付き合いやがって!ラブコメの漫画じゃないんだよ!ふざけんな!そんなの僕が編集して、打ち切りで終わらせてやるよ!!さぁ、由美ちゃん邪魔者は居なくなった!僕と一緒になろう!幸せにするよ」

由美「来ないで」


澪「くっそ!坪倉…あの野郎!」

クロノス「やほやほーおひさーいやー死んじゃったね〜澪君、んでーどうですか?殺された今のお気持ちは!」

澪「いや、まさか過ぎて今でも信じられいです…」

クロノス「まぁ、そんなことより彼女まずくない?」

澪「…ノった俺が馬鹿だった…」

クロノス「なんかまずい雰囲気〜」

由美「…来ないで…」

坪倉「さぁ…僕と一緒になろうよ…先ずはキスからだ…」

由美「嫌っ!!触らないで……こ、この…人殺し!!」

坪倉「なんで…ふふ…そうか君も僕を否定するんだ…僕はこんなにも君を愛していたのに…でも…もういいよ…僕を愛してくれない君なんていらない…」

澪「おい!坪倉!なにする気だ!や、やめろ!やめろって!」

クロノス「無理だよ…君の声は彼に届かない!まぁ死人に口なしってやつ?」

澪「くそ!どうにかなんないのかよ!?」

クロノス「どうしようもないね」

澪「坪倉!おい、やめろ!由美逃げろ!!」

坪倉「さよなら、由美ちゃん…大好きだったよ」

澪「やめろぉおおお!!!」

SE【刺突音】

由美モノローグ

「私は死んだ…殺された…最愛の彼を奪った男に…」

澪モノローグ

「俺は殺された…最愛の彼女を殺した男に…そして今俺の目の前に…」

由美モノローグ

「私の目の前に…」

クロノス「ごったいめーん!!」

由美「澪…」

澪「由美…」

クロノス「やほやほお久ー由美ちゃん」

澪「あれ?クロちゃんと会ったことあるの由美」

由美「ううん、ない」

クロノス「そうだねー初めまして〜」

澪「ややこしくしないでよ、クロちゃん」

クロノス「んで、どーだった?時間を戻して、過ごしてきた人生は」

澪「よかったよ…クロちゃんに会って、かなりやり直しに時間食ったけど…でもそれで…こう…由美と付き合って色々あって…終わりは最悪だったけど…幸せだった…」

由美「うん…私も…幸せだった…」

クロノス「けっ!リア充め…死んでもイチャコラしてんじゃねえよ」

澪「クロちゃん?」

クロノス「はいはい…んで君ら戻りたい?生きてる時間まで?」

澪「そりゃ勿論」

由美「ええ…二人で生きていきたいもの」

クロノス「はいはい熱々ですね〜」

澪「茶化すなよクロちゃん…」

クロノス「はいはい…じゃあとっとと戻ってイチャラブしなよ…ほら」

SE【時計音】

澪「戻ったのか」

由美「そうみたいね…でもなんでこんなに人が居ないの?」

街頭TV「本日12時頃全国的に震度7を超える地震が発生致しました…」

澪「は?」

街頭TV「それに伴い各地域の火山の噴火…富士山の火山の噴火も危ぶまれています…また東京中心部に向かい巨大な隕石が落下するという予測が起きています…」

由美「そんな…」

澪「あり得ねえ…そんな漫画みたいな絶望的なことあり得るのか」

クロノス「君達のせいだよ」

澪「え?」

由美「クロ…ちゃん?」

クロノス「こっこだよー」

澪「クロ…クロちゃん…なんで?生きてんのに会えるんだ?」

クロノス「それはねー、神様だから!」

澪「はっ!?あ、えー俺があの時死んだ意味は?」

クロノス「ないです〜」

澪「なんだよそれ!」

クロノス「まぁまぁ落ち着いて」

澪「ったく、勝手な奴…んで俺らのせいってのはどういうことだよ?」

クロノス「運命ってのは決まってるんだよ…産まれた時にその人が過ごす時間が決まる…一本の映画フィルムみたいに人生がね…それで君ら二人は同時に違う場所で死ぬ運命だった…それを僕は死ぬ前に戻して違う時間…違うフィルムへと繋いであげた…」

澪「それで俺らが生きている…でもそれが今回のことに何の関係が」

クロノス「時間の繋ぎ目そこにどうしても歪みが産まれる…そして歪みから滅びが産まれるんだ」

由美「それじゃ…」

クロノス「うん、世界は終わりさ、このまま滅びの時を過ごすんだ…人類…みんなバイバイさ」

澪「そんな…ど、どうにかなんないのか!?」

クロノス「無理だよ、まぁ運命に逆らうから君らがいけないんだよ…んじゃ精々頑張ってね〜人間…死ぬの100%だと思うけど!バイバーイ!」

澪「あ!おい!待て!」

由美「消えちゃった…」

澪「くっそ!どうすんだよ!」

由美「……澪、行こう!」

澪「行くったってどこへ?」

由美「わからない…でも行かなきゃ始まらない…」

澪「うん」

由美「クロちゃんが言ったようにこの世界は滅ぶのかもしれない…」

澪「ああ…」

由美「私達が死ぬのを恐れなければよかっただけだったけど」

澪「もう遅い…それに誰だって死ぬのは怖い!否が応でも生きる道を選ぶさ…それにこんなことになるなんて知らなかった」

由美「うん…わかるよ…だから行こう…生き延びる道はあるかもしれないよ」

澪「んなもんねぇよ!それにこんな状況でどう生き延びるんだ!いっそみんなで死んだ方が!」

由美「よくない!!」

澪「……由美?」

由美「澪、私死ぬの怖い」

澪「うん」

由美「世界が滅んで死ぬんだとしても澪と一緒なら平気」

澪「……うん」

由美「だからさ、もしこのまま世界ぎ滅んで死ぬんだとしても…それまで生きよう…生き延びよう」

澪「……そうだな…生きよう…由美…」

由美「うん」

澪「行こう!生きるために!」


澪ナレーション

「僕ら二人はみんなを…世界を巻き込んだ…運命に逆らってしまった結果だ…滅びに進み行く世界を歩む…例え二人の先に死という運命が待ってたとしても…僕らは進む…生きる為に…」


クロノス「ちゃんちゃん!てなわけで〜人間達の次回作にご期待ください…なんてね…うーん、まぁくだらない世界なんて打ち切りなって当然だよねー…さて、次はどんな世界になるかなー!たっのしみー!ん…ふわぁ〜あ…眠い…世界が起きるまでひと眠りしよっと!ではでは人間の皆さんまた会う日までバイバーイ、さよなら…おやすみなさい」


感想書いてくれたら泣きます


つまんねーなとか

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