697心
頭から爪先までが
黒く染まる見てみぬ間に
私は変わってしまったて
そう言っていた彼女は
心臓辺りの無垢な心は
僕には白く見えていると
君が認めない君を僕が
認めたとしても
愛に蝕まれてく間に
空から見る黒い鳥さえ
中身はとても白いかもな
たとえ 見て 見つめて 散らした
僕が見つめて君を 見つけるから
明るい君のその声が
僕に響いてまだハウってんだ
697心だけが他のものは
何ももういらないから
掠れた声とこの足で
君の心を握りしめるから
生まれたときは皆が無垢な心
それがこの汚い時代で
私は汚れてしまったって
そう言っている彼女は
愛に満ち足りた僕の心は
君にも綺麗な心が
黒くそうだとしても僕が
包み込んだとしても
この時代に汚されてく間に
側から見る僕ら人間が
とても黒く染まってたよな
いつも 見て 見ぬふり していた
僕が闇掻き分けて 見つけるから
汚い 生まれたこの時代が
僕と君を突き放し嘲笑う
697心だけが繋がって
また君を見つけだすから
傷つき腕とこの脚で
君をまた探しだすから