C-2
AとBが出ていった後、オレも何か材料を集めにでも、と外に出る。
家はDに任せておけば大丈夫だ。あいつはああいう作業とかそういうのが好きらしい。家を作ることになった時から黙々と石を集め、積み上げを繰り返している。よく飽きないな。オレなんてちょくちょくサボってるってのに。
「Cこれもってってよ。」
「あ?ああ、サンキュー。」
石の剣と石のつるはしと梯子を渡された。作ってくれたのか、ありがたい。気が利く奴は大好きだぞ。
集めると言っても目的地があるわけでもないのでその辺をぶらつく。
砂や木、土、石はすぐ近くで採れるし、何か他のものを探そう。
早足で10分程歩いた。右手の方の地面が階段のように下がっている。
気になって近づいてみると、穴が開いていて下に続いているようだ。少し興味がわいたのではしごを使って下に降りる。地下は思ったより広い。
周りは石で囲まれていて、ところどころに斑点のついたブロックがある。石ではないようだ。
試しに近かった黒色のものを入手すると、それは石炭だった。燃料なんてのがあるのか。
色々な鉱石を集めながら更に奥へ進むと、下から光が入っているようでだんだん明るくなった。おかしいと思って地面が途切れているところから覗いてみるとマグマの海が広がっているじゃねえか。
「危ねえな。落ちなきゃいいが。」
よく見るとその近くに赤や水色の斑点がある。あれも鉱石か?
採ってみようと自分の下のブロックを削ったら、地面がなかった。
マグマへダイブ。
「熱ぃ熱ぃ!」
次に目を開いたら、目の前でDが作業をしていた。
「どしたの、おまえ。」
「…マグマに落ちた。」
バッグを確認すると、これまで採ったもの全て消失している。
「もっかい行ってくる!!」
「きをつけてなー。」
またDに道具をもらって外に飛び出す。
せっかく集めたのにどうしてくれんだ。特に石炭なんて重要なもの無しで過ごしていけねえ。あれは早いうちに確保するべきだ。
今度は絶対ぇ落ちねぇと心に誓って再び旅立った。
空のてっぺんに月が浮かんでいた。




