表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/50

A‐2

さっき会った男、Bの提案で探索をすることになった。他にも人がいるかもしれないし、この世界を知るいい機会だ。

Bはテンションが高く声も顔も幼いので間違えるが、年上だった。こんな性格だが仕事はできるらしい。


「女の子とかいないかなあ!」

「しゃべるの苦手なんだけど。」

「そんなこと言ってるからさー、」


最初は持前のコミュ障を発揮し、続く会話もブツブツに切れてしまっていたが、好きなゲームの話で盛り上がり、普通に話せるようになった。


さて、行くあてもないのでさっきから浜辺を歩いているわけだが、何も見えてこない。景色は相変わらず四角のまま、何か特別気になることもない。今いる場所が島なんだとしたらとても広いんだろうか。


「俺ちょっと走ってくる!!!」


Bが勢いよく駆けていった。他にも誰かいるなら早く見つけたいのだろう。一生懸命足を動かす様子を見るのは、まるで保護者になったようだ。

Bの姿が小さくなって見づらいが、こちらに大きく手を振っている。早く来てみろということだろうか。

楽しそうにするBにつられて思わず走った。走るのが苦手なことも忘れて急いで向かう。

だんだん近づいてくるBの後ろに何か灰色のものが見える。

足を止め、息を整えながらもう一度確認すると、それは建物のようだ。ドアが付いている。


Bが目を輝かせながらドアを開けた。開けたまま動かない。どうしたのか、と後ろに立ってみると何かを突き付けられている。これは、剣か?


「え…っと、」

「おお、人か。すまん。」


僕らより若い男が顔色一つ変えないまま剣をしまった。高い声で間違えたわ、と頭を掻く。一方Bは未だ固まったままだ。


「だからけんかまえるのやめろってー。」

「うるせえ用心してんだ。」


上からもう一人降りてきた。こちらも年下のようだ。


「残りの二人か。」

「そうみたいだね。」


若い者同士で話を進めてしまって、全く状況がわからない。

残り?なぜ残りの人数を知っている?この二人には聞くことがたくさんありそうだ。流れで自己紹介でもすることになるだろう。


空はすでに赤らみ始めていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ