A-2
前回は勝確だったはずだ。
なのに、なぜ負けた?
嘘をついていたのはCか?
ならDも黒いはずだ。
それではBも黒となる。
だが、Bは人間と出ていた。
「どうなってるんだ…。」
2戦目、同じ村で同じ会話をする。
家に案内された後、あの箱を開けると、中には名前の書かれたカードが入っていた。
「C」と書いてある。
これは、あいつと僕が同じ役職だということか。
これは連携をとった方がいいのだろう。
「A。」
そう思って家を出ようとすると、外から声が聞こえてきた。
あの独特な鼻にかかったような高い声、Cだ。
窓を開けると、周りを気にしながら立っていた。
昼間のように敵視するような目ではないことに安心した。
「取りあえず、中に入って。」
狭い空間に先ほどまで疑っていた人物を招くのは少し怖いが…。
それでも信用するしかないだろう。
「Dは嘘をついていないとしたら、さっきのゲームはオレ達どちらかなわけだが。」
「でもゲームが成立しない。」
「そうだ。」
夜が明けるまでに話を進めなければ。
なるべく意見を合わせておいた方が有利に運ぶ。
「占い師と狩人を特定できればな。」
「その2つが重要だね。」
生き残ってくれればいいのだが…。
最初は誰が襲撃されるだろうか。
初日は何の動きもないため、特に話し合うこともなく朝を迎えた。
明るくなる空を眺めていると、また犬の鳴き声が聞こえてきた。
Cと顔を見合わせ、お互いため息を吐いて例の場所に向かう。
「おはよ。」
うんざりと言った顔のBとDがすでにいた。
近くには、メガネの男もいた。
今回の犠牲者は、前回最後に処刑された短髪の男だった。
「展開が早いんだよな…。」
Bが呟き、顎に手を置いた。
どうやらマジメモードらしい。
普段の彼からは想像つかない。
…あれ、普段って、僕はBの普段なんて知らないのに。
「何事じゃ!」
もう1人が来ないまま、村長が大声を上げ喋り始めた。




