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A-3

状況が把握できないまま、とりあえず行動しようと一度玄関まで戻ってみた。

よく見ると床や棚の後ろなどに隠れるようにフィルムが落ちていた。

もともと入っていたものは一四式だが、これは六一式らしい。

正直何が違うのかはよくわからない。

もう1つ、キラキラした石を拾った。

お守りにしておく。パワーストーンと同じようなもんだ。


「ここでみんな消えたんだよな…。」


人形の部屋に戻って来た。

相変わらず気味の悪い目が僕を見ているようで落ち着かない。

いくら調べてもCとDが消えたわけはわからないので諦めて入ったことのない扉を開ける。

更に冷たい空気が流れていった。

天井近くの格子窓から吹いているのだろう。


「雪降ってたのか…。」


チロチロと細かい粉雪が格子を通って床に舞い降りている。

少し積っているので結構前から降っていたのだろう。

あまり見ないので写メを取っておいた。


「これ効くんじゃないかな!?」


と、おそらく他の人ならすぐに気づくであろうことを今更ながらひらめく。

つまりはケータイのカメラで除霊できるんじゃあないかということだ。

これならいける!!!


意気揚々に回廊を抜けて扉を開けると、奇妙な形の部屋に出た。

大広間だろうか、六角形だ。

真ん中には台がある。

ここで何かしていたのだろうか。

近づこうとした時、また視界が白黒になった。


「まさか…!」


思った通り、さっきBを攫っていった女だった。

またこっちに向かって来る。

しめしめ…と思いながらカメラモードを起動し、奴を枠内に収める。

幽霊なので当然ながら顔認証はない。

カシャッと軽い音がして奴の写真が撮れた。

これはケータイが呪われそうだ。


「…あれ。」


苦笑いしながら見てみるが、全く効いた様子はない。

奴がどんどん迫ってくる。

無理だと判断し、慌てて扉を開けようとするが、何かつっかえているようで開かない。

来た時はすんなり開いたじゃないか!!


「くっそおおお!」


何もできないまま、恐怖から逃げるように目を瞑った。

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