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6、迷宮の出口を探せば



 目を開けると、私は冷たい床に横になっていた。起きあがろうとすると、後頭部に強い痛みが走る。


 倒れてからどのくらい経ったのだろうか。急いで手元にあったスマホで確認すると、19時47分と書かれている。


「えっ。」


 私は驚いた。4時間もここに倒れていたことになる。ようやく目が覚めて、事の重大さに気づいた。



 園長先生は、園児たちはどうなったのだろう。私は立ち上がり、入ってきた扉を探した。スマホのライトを照らしても扉が見当たらない。


「おかしいな。そんなに歩いてないはずだけど。」



 もしかしたら、私はさっきと別の場所にいるのかもしれない。色々なことを考えて、どんどん不安になっていく。それでも出口を探さなければいけない。


 一歩ずつ慎重に歩いていくと、壁にスイッチのようなものがあった。きっと電気のスイッチだ。


 私は何の迷いもなく、そのスイッチを押した。パチンと音がして明かりがつく。急に眩しくなり、私は思わず目を細める。ようやく慣れると、目の前に誰かが横たわっているのが見えた。







「お父さん!」


 私は反射的にそう叫んだ。仕事中は必ず「園長先生」と呼ばなければいけないのに。でも、今はそんなこと関係ない。私はすぐに父の元に駆け寄った。


「お父さん、大丈夫?ねぇ、お父さん。」



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