春休みですね。気をつけて。子どもはこうして飛び出します。
いつも有り難うございます。
事故の状況の話になります。
出血などはありませんが、苦手な方はお控え下さい。
よろしくお願い致します。
☆誤字報告ありがとうございます。修正致しました。
春ですね。
きちんと正装して、胸に花を付けた人を見かけるようになりました。
お子さんが卒業された方、また、ご自身が卒業して新しい生活を始める方、おめでとうございます。
そして、学校は春休みですね。
街中では、普段いない時間にも子どもが遊んでいたりしています。
事故についてのエッセイが何話か上がっていますので、私も一つお話しさせて頂こうと思います。
私は事故現場によく出会います。
(事故現場だけじゃないだろう!…そう…そうですね。よくご存知で。ハイ、遭遇するのは事故現場だけではありません)
いくつも事故の瞬間を見ていますが、今回は「飛び出す子ども」の視点を書いてみたいと思います。
私は駅から近く、大通りから外れた細々した道を運転していました。
交通量はそれなりにあります。
私の前を走るのは、2トンの配達トラック。
私はトラックより遅いスピードで、左側をゆっくり走っています。
横断歩道が見えました。
横断歩道の右側に、女の子が立っています。
小学4年生くらい、それより上かもしれません。
背の高いほっそりした活発そうな女の子です。
女の子はきちんと左右を確認しています。
私の先を走るトラックが、横断歩道を越えたところでハザードを出して駐車しました。
このタイミングで女の子は飛び出しました。
そして右側から来た乗用車にはねられました。
サイドミラーが吹っ飛んだ事と、女の子がその場で、バレリーナの様に立った状態でくるくると回った事を照らし合わせれば、女の子が車の側面にぶつかった事がわかるでしょう。
側面にぶつかる…すでに車は来ていたのです。
なのに飛び出した。
女の子は脇腹を押さえて「いたいーっ」と泣いていました。
周りにいた人たちが女の子に駆け寄った事と、病院前の横断歩道だった事を確認したので、その場をあとにしました。
あの子は言うと思います「ちゃんと左右を確認した」と。
間違っていません。
私も、女の子が左右を確認する姿を見ています。
そして「トラックは止まった」と。
ここに嘘は一つもありません。
でも、トラックが止まったのは横断歩道越えたところです。
何故飛び出しのか。
トラックが止まったと思った女の子は「車が止まってくれた!渡れる!」と、右側を確認せずに飛び出しています。
位置的に、女の子から見えるトラックは後ろ姿なのです。
大人からすればどう考えてもおかしいですが、子どもの視点はこんな程度です。
車は横断歩道に人がいたら止まらないといけません。
それをしなかった車の方もいけなかったと思います。
そして、止まっていてもダメだった子どもと自動車の衝突事故の場合
(どんだけ見てるんだ!?ですよねー…)
家の前でお花に水をあげていた私。
T字路のところ、一時停止をしている車に、男子小学生の乗る自転車が、ノーブレーキで突っ込んで行きました。
小学生はボンネットに乗り、コロコロと転げ落ちました。
泣きながら立ち上がり「ごめんなさい〜」と言っています。
そう。
君、全くよそ見していたよね。
警察が来て、目撃者として事情聴取をされた時、ちゃんと車は止まっていた事と、子どもがまるで前を見ていなかった事を話しました。
後日、運転手さんがお礼に来てその後を教えてくれましたが、事故は過失ゼロで済んだそうです。
車は修理ですが、男の子は無傷。
私はお礼にお菓子を頂きホクホクでした。
春休みで子どもの活動が広がります。
車を運転される方、お子さんを持つ方、子供はこんな視点で飛び出していますよ。
「まさか飛び出すとは思わなかった」
そのまさかをします。
自衛で出来る事は、車間距離を取る事、ゆっくりと走る事、周りを信用しない事…でしょうか。
それと、全く関係ないですが、パトカーとすれ違う時、おまわりさんと目が合っても、わざとらしく目を逸らしちゃダメですよ。
怪しいと思われて職質されますよ。
私がそうでしたから。
それでは皆さま、春分の日の今日も「安全第一」でお過ごし下さい。
拙い文章、最後までお読み下さりありがとうございました。