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地球よ、あなたはあなた自身の環境問題についてどう思いますか?

作者: G-20

 近年、環境を保護していこうとする取り組みが各国で見られる。3R(リユース、リデュース、リサイクル)やECOなど一度は聞いたことがあるのではないだろうか。環境保全活動などはよくわからないが、公害、温暖化などは悪いイメージがあり、それを減らしていきたい。または、それを各国が取り組んでいることは認識されているだろう。環境に関する新聞やニュースなどの記事も多く見られ、少し批判的な内容も見られるが概ね環境に関する是非が議論されている。

 やはり、環境とは人類にとって非常に関心の高い問題であることが想像できる。

 さて、地球のために我々人類が率先して環境を守っていこうと意気込みは感じられるが、そもそも環境問題の目的とは何だったのだろうか。これについて考えていきたい。

 具体的な環境問題に関する歴史の説明はここでは省くが、恐らく環境問題に対して考えられるようになったのは公害などの人類の活動によって、人類に対して何らかの危害が発生したからだろう。もっと言ってしまえば、自業自得のようなことがこの問題となっている。

 そして、この問題は当然なことながら人類のみが認識しており、人類が中心となって解決にあたろうとしている。他の生物の意思などは現状、汲み取ってはいないだろう。それは、魚や豚、植物から菌類等は意思能力がないからだ。仮に彼らの意見を聞いて問題を提起しているというならば、私からは何も言うことはない。

 しかし、恐らく意思を図った者や図ることができた者はいないだろう。

 話を戻すが、環境問題とは人類の偏った視点、あるいは独断で話が進んでいるように見える。砂漠化が進行し緑が消えてしまう。温暖化によって氷が解けてホッキョクグマが絶滅してしまう。乱獲や外来生物の持ち込みで生態系が崩れてしまう。これらを耳にするといかに人類の活動が悪であり、人間とは他の生物をも犠牲にして己の欲望のために好き放題に生きる罪深い生き物だと聞こえてきそうだ。

 しかし、人類以外の声を直接聞いたのだろうか。本当に彼らは人間の活動に対して異議を申し立てたのだろうか。というか、彼らは地球の現状をどのくらい把握しているのだろうか。

 問題を見つけ解決することは悪いことではない。むしろ素晴らしいことであるし、真剣に考えていることもわかる。

 ただ、そもそも環境問題の目的とは自業自得的な行為によって地球に住めなくなるから、それを防いでいこうという活動であり、人類が末永く地球で暮らせるようにするために他の生物も守っていこうということなのではなかろうか。

 最近では、人類というよりも他の生物のためと強調して目的がずれていってしまっているようにも思える。人類視点の考え方だということを置き去りにして、あたかも他の生物や自然、地球自身が声をあげているように表現されることがある。

 そのことについては、地球自身を傀儡にしているようであまり良い表現とは言えないのではないだろうか。

 最後に、私は地球環境を積極的に破壊するべきだと、述べているわけではない。

 どちらかというと、環境保全活動には何らかの意味はあるだろうし、環境を守ることは将来の人類のためにも、しっかりと行っていきたいと考えている。

 ただ、この環境保全活動はあくまでも人類視点の立場であり、地球自身はどのように考えているのか真に中立的立場の声を純粋に聞きたい感じたのだ。

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