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under 500

追えないゴミ

何気なくポケットに手を突っ込む。


そこには飴玉が入っていた。


友達のサトシがくれた飴玉だ。


元気がなくなったら舐めてね。


そうサトシに言われていた。


少し口が寂しくなったので、舐めることにした。


縦に包装紙をちぎって、口の中に入れた。


すると、手からすり抜けるように包装紙が飛んでいった。


友達から包装紙を保存しておいてほしいと、言われていたことをすっかり忘れていた。


僕は追ったが、追えないくらいの速さで飛んでゆく。


走っても走っても、遠ざかる包装紙。


もう追えないと諦め、足を止めた。




飴玉を舐めてから、確かにかなり元気になった。


でも、飴玉のせいで、疲れは前より酷くなった気がする。

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