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あらすじ ※おおまかなネタバレ
スターツ出版文庫大賞に向けてのあらすじです。
都心から田舎の高校へ転校してきた向坂時人は、転校先の旧校舎で幽霊少女、一瀬真琴と出会う。だが彼女は時人の声が聴こえず、また時人も真琴の声が聴こえない。彼らは黒板を通じて喋らない会話をしていた。
度々話し掛けてくるクラスメイトの青井一樹に振り舞わされながらも時人は思案の外で親睦を深めていくが、ある日に旧校舎で「傷だらけの少女」に出会う。謎に包まれた少女を探ろうとはしなかったが真琴と青井の、一見繋がりがない二人の関係性を探っていくと傷だらけの少女にも深い因縁があることを知る。
傷だらけの少女は一瀬真琴の双子の妹であり、姉を自分のせいで死なせてしまったと自己嫌悪に陥っていた。
時人の苦渋の采配により青井と一瀬姉妹の誤解は解けるも、真琴は未練が解消され消えてしまった。
しかし時人は十七年の人生で得られなかった「愛」を真琴から受け取っていた。
愛は「心」から「受」け取ると書く。
何よりも価値のあるものを、時人は手にした。




