一話 プロローグ 【特殊粒子を永遠に】
今回はプロローグ。まあ気にしないでごしちょうください。
私は、土佐山 弘祐。
今は現実世界で世界と戦っている。それはなぜかって?それは約三十分前の出来事。
ここから物語は始まる。
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第一話 プロローグ 【特殊粒子】
「では土佐山中佐、旗艦 【OVER TIMES】の艦長に任命する。それにあたって土佐山中佐を大佐に昇格する。」
「お言葉に添えられるよう任務を全うします。」
自分はとうとう自分の持ち場を持つことができた。しかしそれに疑問を持つ士官も多くいた。
それには訳があった。
自分はただアーマーの開発任務ばかりに回されて自分の持ち場を持つことがなかった。
しかし、なれてみれば楽しく、すぐに高性能アーマーを開発した。そのお陰で今の国は平和を保っている。
ちなみに言うと我が国【ネオ・ビル】は高い技術力を誇っている国であり、他国からしばしば交渉艦が来ていた。だがそれがきっかけとなって他国内戦争が多々起きていた。その為我が軍はその度々アーマーで敵を退けていた。中でもしつこいのは、ハルカス率いる【クアンタトライアル】は1ヶ月に十回も来るため度々出禁にしていた。そんななか私に天気が訪れた。それは約4日前。
「とりあえず試作品はできたな・・・。後は動作確認をするだけっと。」
趣味で開発していた特殊粒子を永遠に発生させることができるシステムをこの前ようやく完成させた。
これによりアーマーの機動力は飛躍的に高まる。しかし、残念ながらこの試作品は、許可ももらわずに開発したので見つかれば即刻死刑。どうしても提案書として出したかった。
そうこうしているうちに夕方になり、試作品を保管した。
次の日、真っ先に準備をして上層部へと急いだ。室内へ行くとそこには、旧友の虎道 富田がいた。何やらこっちを向いてにらんでいる。
(なんか悪いことでも?)
そして提案書を総司令官に渡そうとすると、司令はその手を払い除け私の前に堂々と立った。
「お前、上層部へと許可ももらわずに新兵器を開発したそうだな。」
「ど、どうしてそれを!」
「あいつからすべて聞いたわこの裏切り者!」
指が向いた方向は虎道だった。
お前がまさか裏切るのか?そんな馬鹿な!俺の頭には死が過っていた。
次回予告
開発がばれた土佐山に待っていたのは銃殺刑!果たして土佐山に奇跡は起きるのか?
次回 【正義の剣】
あんたは許さねぇ!