ここまでの覚え書き
大陸歴第三期239年 インランド王国歴355年(第六章開始時点)
◇ 第六章登場人物
◎ ニート・デ・ドゥーテイ・レスボス
年齢:17歳 髪:アッシュブロンド 目:蒼 爵位:士爵
昨年度の戦いにおける功績からトーリノ関門防衛司令官代理に就任。
慣れない管理職業務に四苦八苦している。
◎ ジェックス・デ・バーラン・ウィローウィプス
年齢:28歳 髪:黒 目:茶 爵位:士爵
武運と出世運に恵まれ、何の後ろ盾を持たないながらも千騎長に至った希有な存在。
現在はニートの補佐として、トーリノ関門総門番長を務めている。
薄い顎髭を生やしており、酒と女にだらしないのが玉に瑕。
◎ ショコラ
年齢:不明 髪:不明 目:不明
ニートが恐れるレスボス家長女様が生んだ次女。
剣術にとても優れており、ニートに好意を抱いているらしい。
◎ ニャントー
年齢:19歳 髪:茶 目:茶 種族:猫族(奴隷)
ニートに買われた猫族の奴隷の一人でリーダー的存在であり、一番年上。
ちなみに、他の三人の名前はニャンガス、ニャートン、ニャムル。
◎ ララノア
年齢:32歳 髪:白 目:紅 種族:エルフ(奴隷)
ニートに買われたアルビノなエルフの奴隷で左口から左顎まで酷い裂傷跡があり、左口が裂けている。
人間で例えるなら年齢は16歳前後となるが、その見た目は成長不良で10歳前後にしか見えない。
◎ コゼット・ラゥ・ローデ・ハネポート
年齢:18歳 髪:栗色 目:蒼 爵位:男爵
ニートの祖父であるマスカット大公に気に入られて、アレキサンドリア大王国直臣貴族となる。
これに伴い、ミルトン王国ティミング伯爵家の分家に一旦は養子入りしている為、生まれ育った村の元領主であるジェロームとは親戚関係となっている。
◎ ヤード・ローデ・ハネポート
年齢:2歳 髪:アッシュブロンド 目:蒼
ニートとコゼットの間に生まれた男の子。
今現在はハネポートの姓を名乗っているが、成人後はマスカット大公家の跡を継ぐ事が決まっている。
◎ 伯爵家の三男様
年齢:16歳 髪:金 目:蒼 爵位:士爵
今年度、トーリノ関門に配属されたイケメンな問題児だったが、戦場の恐ろしさを知って、あっさりと再起不能。
◎ ルシル
年齢:17歳 髪:黒 目:黒 爵位:士爵(男爵家嫡子)
常日頃は深窓の令嬢だが、戦場では大斧を振り乱しながら喜々と高笑いをあげる突撃大好きな猪っ娘。
眼鏡(伊達)と口元左下のホクロがチャームポイント。
◎ ケリコフ・ダ・バルト・ナザール
年齢:26歳 髪:赤(禿) 目:茶 爵位:男爵
2メートルを悠に超える髯モジャの巨漢で『ロンブーツの豪腕』の異名で呼ばれていたが、ニートにあっさりと倒される。
◎ ジュリアス・デ・シプリア・レーベルマ・インランド
年齢:16歳 髪:アッシュブロンド 目:黒 爵位:第三王子
今年の戦いにおいて、その登場を散々焦らしておきながら良いところを全て掻き攫っていったニート曰くの主人公。
母親譲りの女顔と幾ら食べても太らないほっそりとした体格が悩みの種。
◇ 地理、設定など
◎ トーリノ関門
インランド王国北方の国境を守る重要拠点。
その渓谷を完全に堰き止めた石造りの城壁の全長は約10キロ、高さは最も低いところでも約10メートルもある。
巨大な中央門をメインとして、四つの門が左右に等間隔で二つづつ有り、普段は街道と繋がる中央門が解放されている。
◎ ベンチュラの街
四年毎に開催される剣術大会で有名なミルトン王国の王都。
美しい白亜の王城でも知られる街だが、その一方で貧困層からなるスラム街も大きく、ミルトン王国の貴族と平民の生活水準格差を象徴した街。
◎ ラバマ王国
ミルトン王国の西にある小国。
ミルトン王家と婚姻関係を結んでおり、半ば従属の同盟関係にある。
◎ マスカット大公家
アレキサンドリア大王国の三大公家の一家で大王を輩出する資格を有しているが、あくまで他の二家の予備的存在。
過去、アレキサンドリア大王国の長い歴史の中でマスカット大公家から大王となった者の例は二回のみ。
◎ ハンブルクの街
アレキサンドリア大王国北方最大の港街であり、マスカット大公家居城のある街。