ここまでの覚え書き
大陸歴第三期235年 インランド王国歴351年(第一章開始時点)
◇ 第一章登場人物
◎ ニート
年齢:14歳 髪:アッシュブロンド 目:蒼
ヒッキー村の猟師だったが、ある事件が原因で追放刑となる。
戦奴として、戦争に参加するも初陣途中で逃亡。現在は旅の途にある。
◎ コゼット
年齢:15歳 髪:栗色 目:蒼
ニートとは幼馴染みで相思相愛。
大平原な胸が悩みの種で普段はブラジャーに詰め物をして見栄を張っている。
ニートが村を去った後に妊娠が発覚。現在は旅の途にある。
◎ ケビン
年齢:21歳 髪:栗色 目:蒼
ヒッキー村の村長を務める父親の補佐役。
童顔を気にして、最近は髯を伸ばし始めた。
◎ イルマ
年齢:20歳 髪:金 目:翠
隣村から嫁いできたケビンの奥さん。
物静かな大人しい性格だが、耳年増で夫婦揃って実はちょっとアブノーマルな趣味を持っている。
◎ エステル
年齢:11歳 髪:栗色 目:蒼
川を間に挟み、ニートの家の向かいに住んでいたニートの妹分。
不幸な事件に遭い、村に居づらくなった為、一家は村を出る事に……。
◎ ブラックバーン公爵家嫡男
年齢:17歳 髪:金 目:蒼
全ての元凶。現在のところ、名前は不明。
体重120キロを超える巨漢だが、筋肉はさっぱりついていない。
◎ ジェローム・ナ・ライアット・ティミング
年齢:28歳 髪:栗色 目:灰 爵位:伯爵
ヒッキー村を領地の一つとして持つ領主。公明正大な統治により領民からの人気は高い。
◇ 第二章登場人物
◎ ヘクター
年齢:21歳 髪:赤 目:翠
ニートの護送役となった垂れ目が特徴の貧乏騎士家の三男。
過去に国の剣術指南役を務めた先祖を持ち、片手剣の達人。
百兵長にまで出世するが、ブラックバーン公爵家嫡男に疎まれて落ち目となる。
◎ バルバロス
年齢:62歳 髪:黒 目:黒 爵位:侯爵
インランド王国南方の防衛を任されている将軍。
今回、ミルトン王国攻めの最高司令官に選ばれるが、不運が重なって敗退。
自軍撤退の為、敵陣を一騎駆けした後、その逃避行の最中にニートと出会う。
◎ サビーネ
年齢:19歳 髪:栗色 目:黒
バルバロスの副官。眼鏡ときつく鋭い目が特徴。
才媛であり、官僚としての将来が嘱望されたが、先祖同様にバルバロスの陪臣に留まる。
武器はレイピアを使い、十騎長の位を持つ。
◇ 第三章登場人物
◎ パリス・ナハト・ペリグリーニ
年齢:32歳 髪:黒 目:黒 肌:薄い褐色
アレキサンドリア大王国のある貴族の陪臣。
ニートの両親であるフィートとエクレアの行方を追い、ヒッキー村を訪ねる。
その後、ニートの子を身籠もったコゼットを連れ、現在は旅の途にある。
◎ フィート
年齢:故人 髪:アッシュブロンド 目:翠
ヒッキー村の猟師でニートの父親。
近隣の村々からも『困った時のフィート』と頼られていた棒術の達人。
◎ エクレア
年齢:故人 髪:金 目:蒼
ニートの母親。元神官だったらしく、数多の回復魔法が使えたらしい。
だが、自分の病は治せず、ヒッキー村に定住した最初の冬に亡くなっている。
コゼット曰く、びっくりするほどの美人。
◇ 地理、設定など
◎ ヒッキィー村
林業を主産業とする人口が200人前後の小村。
ミルトン王国の最北端にあり、西以外を山脈に阻まれている為、年の来訪者は極わずか。
夏は短く、冬は長くて厳しい豪雪地。
◎ オーガスタ要塞
約150年前、ミルトン王国がインランド王国との国境沿いに建設した防衛要塞。
過去に一度たりとも陥落した事が無かったが、その難攻不落神話に終止符が遂に打たれる。
その結果、この要塞のおかげで拮抗していた両国のバランスも崩れる。
現在、難攻不落の最大要素だったインランド王国側に向けた極端な出城は破壊されている。
◎ トリオールの街
オーガスタ要塞の後方基地の役目として栄えてきた街。
オーガスタ要塞陥落後、この街が最前線基地となった為、国中から数多の兵士が続々と集まってきている。
それに伴い、治安が悪化している。
◎ 大樹海
正に樹の海と表現するしかない広大すぎる森。
大樹海の浅いところで『エルフ』の目撃例が何度も有り、その集落があるのではと昔から噂されている。
しかし、森に深く入り、帰れた者は一人として居ない。
◎ インランド王国
地理学が発達しておらず、それが解るのはまだまだ先だが、逆三日月型した大陸の中心に位置している。
しかも、四季がある温暖な地である為、ヒトやモノが自然と集まり、商業が非常に盛んな国。
但し、建国して以来、戦争を何処かしらと常に行っており、国庫は常に軍事費で圧迫されている。
逆に言えば、常に勝ち続けてきた侵略国家でもある。
◎ ミルトン王国
四年に一度の剣術大会が有名なインランド王国の西に位置する国。
海を持たず、岩塩の算出も少ない為、塩の入手に他国を頼りざるを得ない事情を持つ。
その為、インランド王国とは国境が接して以来の犬猿の仲。
◎ ジョシア公国
インランド王国の南西に位置する国。
両国の間は大樹海で阻まれている為、国境は接していない。
◎ アレキサンドリア大王国
インランド王国の南に位置する国。
国土はインランド王国の三倍強もあるが、その大半は熱帯地で三割が不毛な砂漠。
インランド王国とは領土を接して以来、戦争状態と休戦状態を繰り返しており、現在は戦争中。
補足として、ニートの名前の由来となったお伽噺の光の槍『ニート』がその昔に活躍した国。