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3.お金がありませんよ!とりあえず、働きましょう。

母娘にばあさんの所に連れてこられて、早3週間がたった。

正直、元の世界に早急に帰りたい。


初級魔法は、3日で習得した。

中級魔法も、6日で習得した。

上級魔法も、なんとか15日で習得した。

だからといって、こちらの世界に来て3週間の私に結界全部やらすのはおかしいだろ。

だいたい今までは、ばあさんが危険時のみ結界を張っていたのに私の魔力量も質も極上と分かったからって「四六時中結界張っとけ!」とか、マジで鬼だ。


しかし、ここから逃げるのは無理だ。金がない上、常識もない。

今の状態で村の外に出れば、確実に路頭に迷うか騙されて娼館行きが妥当だろう。

ばあさんから、多少常識は魔法と共に教わりはしたが、元宮廷魔術師のばあさんの常識は少し的が外れている。


また、私を召喚した母娘の家から金を出させようにも、あの家には金がない。

それどころか、私が村に結界を張るかわりに請求した食料や金で食いつないでいるようなもんだ。

母親の方が薬師の仕事をしているが、収入は母娘が生きていくのに少し足りないぐらいだ。

つまり、私は養われるどころか召喚した馬鹿共を養っている状態である。

何故、こうなった?いや、考えるのはよそう欝になる。


今日も今日とて、私は結界を張りつつ結界を破ろうとするモンスターや山賊を眺める。

あいつら、ほんと元気だね~。馬鹿だけど。

あっ、また馬鹿な山賊が来た。暇だから少し話しでもしてみるかな?



そう思って、歩きだした私は気付かなかった。

また、このきまぐれで自分の首をしめることになるのを。


今回は、短めになりました。

主人公が、めんどくさがりから面倒見のいい人に変わってきてる気がする・・。

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