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13.悩みましたよ!とりあえす、説明を聞きましょう。



さて、仮制約とはなんだろう?

制約とつくからには、何らかのメリットとデメリットがあるのだろう。

しかし、正直迷っている時間はあまりない。

水着コンテスト開催まで、もう一ヶ月をきっている。

これからは、あのバカの襲撃もますますなりふり構わなくなってくるだろう。

いや、今も大分なりふり構ってはいないんだがな・・。



・・・・・・・・。



しかし、まずは仮制約とやらの内容を聞いてからにしなければ。

敵を知らずに勝負することはできないからな。


よし、フィニに説明してもらおう。

あっ、バンスの奴。

逃げた。

そんなに、嫌なんだろうか・・・。

むしろ、私・・嫌われた?

落ち込みそうだが・・。

まぁ、いいか。

どうするか決めてから、とっ捕まえるとしよう。



「フィニ、仮制約とはどんなものなんだ?バンスが飛ぶように逃げていったが?」


「仮制約は、簡単に言えば婚約の儀式みたいなもんですよ。基本的に、貴族など魔力持ちしかできませんから平民の俺たちには関係ないんですよ。」


「魔力持ち同士でしか、仮制約は行えないのか?」


「いえ、そんなことはありませんよ。片方が、魔力持ちならできます。ですが、あれは貴族の男が平民の妾にかけるのが現在では一番多い使用方法なので、お頭が逃げるのも無理ないです。」


「そうなのか?具体的にどういう利益と不利益があるんだ?」


「そうですね。まず、不利益ですが片方だけが魔力持ちの場合、魔力がない方が一方的に相手の魔力を受ける形になります。要するに、浮気防止の魔法を一方的にかけられたり、逃げてもすぐに見つかったりするんです。もちろん、魔力持ちの方にも不利益があります。魔力がない方に魔力を分け与えるので自身の魔力が三分の二程度に減り使える魔法が減ります。まぁ、それでもマジックアイテムで魔力底上げすればすぐ魔力持ちは回復するんですけどね。」


「ふむ。そうか、バンスでなくとも魔力がない者にとっては恐怖でしかないのか・・。」


「いやいや、そうでもないですよ。利益もあります。魔力がない方は、魔力がある方から魔力を譲渡されるようなもんですから少なからず魔法が使えるようになります。ただ、使える魔法の威力は魔力持ちの力量に左右されます。そして、極めつけは本当に魔力持ちが魔力を持っていない相手を大事に思っていた場合、魔力持ちは自分の魔力から使い魔を作り出し相手を守護させることができます。その能力は、魔力を持っていない相手に合わせることができるそうです。」


「ほう。それはすごいな。」


「これに対して、魔力持ちの方の利益は、魔力を持っていない相手を独り占めにできる(不貞行為をさせない)。魔力を持っていない方の属性も引き継ぐことができる。ぐらいしかないです。」


「要するに魔力持ちが、相手を愛するか否かで相手の人生が決まるようなもんか?」


「まったくもって、その通りです。察しが良くて助かります。」


「う~ん・・・・。」


どうしたものか・・・。

こちらに対する、デメリットはどうってことないが・・。

私のバンスに対する気持ちは、使い魔をつくらなけばバレないはず。

しかし、これからのことを考えるとバンスにはかなりの迷惑をかける上に、危険にさらすことは容易に予測できる。

やはり、使い魔は必須。

それも、バンスを守護できるほど強力なものが・・・。

しかし、恋心がバレるのは非常に気まずい。

まして、バンスは。

私を好きでもなんでもないんだからな。




どうしよう。


お久しぶりでございます。皆様、逃避行から帰ってまいりました。

また、ぼちぼち更新させていただきます。

どうぞ、ご贔屓に。

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