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12.策を練りましたよ!とりあえず、話し合いましょう。


「しかし、咲良さんも大変ですね。あの馬鹿使者は、執念深いので有名ですから。村に帰ってからも、ずっとご自身の周りに強力な結界を張っておかなくてはいけないんですから。」


「あ~、そうだね。相手は腐ってもばあさんの息子だしね・・・」




んー?

・・・・・よく考えたら、村に帰ってからあの馬鹿が諦めるまで結界張り続けるのは無理じゃね。

限界きた瞬間に捉えられたらめんどくさいでは、済まない・・・・。

どうしよう・・・・・。

何か効果的な対策を考えなくては・・・。



「なぁ、フィニ。あの馬鹿を諦めさせるのに何かいい方法知らないか?」



鮭を籠に詰め込んでいるフィニに聞いてみた。



「そうですねぇ。未婚の全女性が対象ですから、結婚以外逃げ道はないと思います。昔、あまりにコンテストに出るのが嫌で男装して逃げまくっていた伯爵家の令娘がいましたけど・・。結局、魔法使いにばれて大急ぎで結婚した。なんて、こともあるぐらいですから難しいですよ。」



「そうか・・・。難題だな。バンス。おい!バンス。」



「何だ。咲良?」



ぼーといているが大丈夫か?

暑さにでもやられたか?



「いや、だから。どうしたら、あの馬鹿使者を納得させられるだろうって話。」



バンスはしばらく考え込んで告げた。



「偽装結婚でもすれば、いいんじゃねぇのか?」



いやいや、おいおい、簡単に言うなぁ。



「誰と?」



・・・・ちょっと期待して聞いてみた。



「いや、事情を知ってる気心知れた奴にでも頼めばいいだろうが。」



ですよねぇー。

分かってましたとも、脈なんかないことぐらい!!

コノヤロー!

お前、私の気持ちも知らないでよくもそんなことを言ったな!

泣くぞコノヤロー!



「それ、ちょっと無理じゃないですかね。」



あっ、フィニが突っ込んだ。



「何でだ?」



「いや、それなら最初に来た時に夫ですと紹介すればいいわけですから。仮制約ぐらい交わして一緒にあの馬鹿に合うぐらいしないと無理だと思いますよ。」



仮制約とはなんだろう?

しかし、あの馬鹿を納得させられて腹芸ができる男はバンスだけだろう。




「よし、バンス。」


「何だ。咲良?」


「言い出しっぺの責任とって、私と偽装結婚しろ!」



乙女の恨み思い知れ!



ん?あれ、バンスさんと咲良ちゃんの攻防戦が延期になってしまった。

うーむ。次回、書こうと思います。すいません。

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