『賽銭箱のプレスマン』
掲載日:2026/05/17
ある男が、信心で、寺にお籠もりをし、賽銭がわりにプレスマンを賽銭箱に入れてお祈りをした。七日七晩お祈りをして、家に戻ることにしたが、よくよく考えると、一本しか持っていないプレスマンをさい銭がわりに手放してしまったことが惜しくなってしまい、小僧に頼んで、何とか取り戻しそうとしたものの、小僧は、いい顔をしない。かわりに銭でさい銭を入れるし、小僧にも同じ額だけやろうから頼む、と言って、拝み倒したが、小僧は、プレスマンが賽銭箱の中にあったとして、そのプレスマンがあなたのものであるとどうやってわかるのでしょう、と尋ねた。男は、自信を持って、賽銭箱に入れたときに芯が折れたはずだ、と答えたので、小僧も、仕方ないと思って、賽銭箱を開けた。すると、プレスマンは、何本も入っており、その全てが、中で芯が折れていたため、男はプレスマンを取り戻すことはできなかった。
教訓:プレスマンって、そういうもの。




