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王立マギアルス学園10
「魔導騎士を強調しないでください! 学園長!」
「いやー、あんなに迫られて「どうしても、生徒にして欲しい子がいるんです!」って、まるで愛の告白みたいに言われたらねー」
「私は断じて権力を使ってません! 誤解を招くような事を言わないでください!」
「あ、あのー」
論争が繰り広げられる中でシオンは小さく手を挙げる。
「なんですか!」と、怒り混じりの返答を受け、思わず身体を震わす。
「あ、いや、その……誤字したので、新しいのください」
そう言いながら、間違えた書類をユキナへ差し出す。
「いやー、これまで家系絡みで裏口入学みたいなことをしてきた事はあったけど、魔導騎士様が─────」
次の瞬間、学園長の首に剣が突きつけられる。
「じょ、冗談冗談。にしても、ユキナ先生にしては、珍しいですね。余程、彼の事が気に入ってたのかーな?」
「学園長、教員試験実技の続きがしたいのであれば、付き合いますよ」
「可愛い女の子からお誘いを受けたのは、嬉しいけど僕と君が本気でやり合えば、どうなるかは言わずともわかるよね?」




