散歩
初めまして、蕗桜と申します。
あまり怖くないホラーとして、書き始めました。日常の中のちょっとした不思議を題材にしていきますのであるあると共感していただく場面もあると思います。そのときは、うなずきながらも読んでいただけたら嬉しく思います。
日課の犬の散歩に出かけていた時のこと。
その日は、2回も散歩に出た。1回目は昼間に、2回目は暗くなってからだった。
不思議なことにがあったのは2回目の時だった。
懐中電灯を片手に、暗い田んぼ道を犬が行きたい方向へ歩いていく。暗い中だったため、あまり端を歩かずになるべく真ん中を歩くようにしていた。
わたしは、暗闇は苦手であった。何かが出そうで、ホラーが嫌いなわたしにとっては不安でしかなかった。小さなころに悪夢を見てからダメになってしまった。けれどこの時はなぜか、散歩に行ってしまった。
道は静かで歩く音だけが響いていた。この時間に歩いている人はいないだろうと思っていたが、ここまで静かなのは少し不気味だと思いながら足を進めていった。
途中で母親に連絡を入れた。父親が帰ってきていいた場合に、先にご飯を食べてもらうためだった。その連絡の返事は、父親がこちらに来るというものだった。ここでじっとしているのもと思い、進みながら父親を待った。遠くから、懐中電灯の明かりが揺れてるが見え、父親だと思い、電話をしたが、出なかったため、懐中電灯を揺らして気づいてもらった。
父親と合流して、家に戻ってる途中、1件の家の裏から黒い影がでてきた。なにあれ!?と二度見したときには消えていたため、何かわからず、最初は、その家の方だと思ったが、形が人にしてはおかしいと思い、今になって何だったのだろうかと考えている。
胴体は四角く、それに腕と足が生えており、首はなく頭がポンと乗ってるような影であった。
たまたま、そのような形に見えたのか、それとも、本当に不思議な何かなのか…
それ以降、その影は全然見かけず、わたしの杞憂だったのかと思って過ごしているが、また見かけ、次は無事ではないかもしれないと思うと、あまり暗い時間には家から出ないようにしようと思う。
読んでもあまり怖くなかったと思います。
このような話を投稿していこうかと思っておりますので、よろしかったら次作も読んでいただけると嬉しく思います。