表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/107

連戦

 僕は奥歯を強く噛んで、魔喰いの短剣を握り直した。


 回復する時間もなく連戦か。


 僕は突っ込んできた骸骨兵士の攻撃を具現化した紙で防ぐ。そのまま左に回り込み、魔喰いの短剣で骸骨兵士の首を斬った。

 すぐに別の骸骨兵士が僕に向けて曲刀を振り下ろしてくる。僕は片膝をついて、その攻撃をかわし、その姿勢のまま、魔喰いの短剣を突いた。青白い刃が長く伸びて、骸骨兵士の額にある宝石を砕く。


「がああああっ!」


 月光の団の団員の叫び声が聞こえてきた。

 視線を動かすと、団員の男が地面に倒れていた。


 くっ! これでこっちは六人か。


 この状況はまずいな。みんな、魔鋼蜘蛛と戦ったばかりで体力が落ちている。

 アルミーネも素材がなくなれば魔法が使えなくなるし、ピルンの狂戦士モードも時間制限があるはずだ。


 僕は紙の足場を具現化し、連続ジャンプで骸骨兵士たちの後方に飛び降りる。そのまま、キナコと戦っているダグルードに向かって走る。

 ダグルードは黄金色の剣でキナコを斬ろうとしているが、キナコは変則的な動きでそれを避けている。


 僕がキナコをサポートすればダグルードを倒せるかもしれない。いや、絶対に倒すんだ。


「ヴ……ヴヴ……」


 二体のメタリックドールが僕の前に立ち塞がった。

 銀色の長い腕が僕の頭部を狙う。僕は一歩下がって、その攻撃を避ける。


 先にこいつらを倒すしかないけど……二体同時はきつい。


 僕は左右の腕を振り回す二体のメタリックドールの攻撃を紙の盾を具現化して受け止める。


 くっ! ダメだ。この二体は連携が上手くて核を狙う隙がない。


 こうなったら、この位置から……。


「『操紙鳥』!」


 僕はポケットから収納していた紙の鳥を出す。直径十センチほどの操紙鳥は僕の意思に従い、弧を描いてダグルードに近づく。

 残り二メートルの位置でダグルードが操紙鳥に気づいた。


「ふん。こんなもの」


 ダグルードは黄金色の剣で操紙鳥を真っ二つに斬る。


 その瞬間――。


 操紙鳥が爆発して、黄金色の剣がダグルードの手から離れた。


 よし! 爆発効果がある紙で作った操紙鳥の攻撃が上手くいった。


「いい攻撃だ。ヤクモ」


 そう言うと、キナコは一気にダグルードの懐に潜り込み、肉球で腹部を叩く。

 ドンと大きな音がして、ダグルードの顔が歪んだ。


「ぐっ……おのれ……」


 ダグルードは怒りの表情を浮かべてキナコをにらみつける。


 ここで決める!


 僕は後方から迫ってくるメタリックドールを魔喰いの短剣で牽制しながら、百本の紙の短剣を具現化する。


 ここからなら、キナコには当たらない。


 百本の紙の短剣が一斉に動き出した。

 その瞬間、ダグルードの周囲に半透明の魔法の壁が現れる。その壁に紙の短剣が当たり、次々と地面に落ちる。


「やってくれたな」


 ダグルードは小刻みに体を震わせて立ち上がる。


「もう遊びは終わりだ。こいつでお前たちをなぶり殺しにしてやる」


 そう言うとダグルードは呪文を唱えた。

 ダグルードの体に不気味な鎧が装備された。その鎧は青黒く、眼球のようなものが無数に埋め込まれていた。

この物語を『面白い』『続きを読んでみたい』『作者がんばれよ』『応援してやるか』など思っていただけたら、ブクマ、評価などしてもらえると、作者が大喜びします。


また、私の作品以外でも、小説家になろうの中で気に入った作品があったら、同じように評価してあげてください。

作者は、こういうことで喜び、モチベがあがるので。


この文章の広告の下の☆☆☆☆☆が評価する場所です。


よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ