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わたしとは?

8


「ただいまー」



はー、水分補給。

なんとなく魔力水にして飲んでみるけど、やっぱり味の差が分からないなー。

ただ水分補給しとかないと血がドロドロになるからね。

健康診断ひっかかったりするしね…。

健康長生きしたい…。

あ、4人組は無事に倒せたかなー、カウカウ。


というかお腹すいた。

お昼すぎてるし。

ってことは?向こうでだと6時間くらいすぎてるのかな?

すぐ食べられるものにしよう。

うーん…お腹空きすぎて考える元気ない…。よし、カウカウのお肉焼こう。

サイコロステーキしよう。

玉ねぎも一緒に炒めてしまおう。…くたくたがいいから先に玉ねぎをフライパンにどーん。

そして、取り出したるは肉!

まずは、半分。半分全て薄切りしとこう。

で、残りは今食べるサイコロステーキサイズにして、残りは厚めカット。

半透明になった玉ねぎをよせて、お肉ゴロゴロ〜。

レアかな…レアでがっつり食べたいな…!

忘れないように冷凍ご飯もレンジで温めて…

みそ汁…インスタント…ない!あきらめ!



「サイコロステーキ定食!最高かよ」



思わず写真を撮って、SNSにポイッと。


この美味そうなビジュアル!

飯テロだ!!



お味は言わずもがな。

ああー、ひと口食べたらお腹がぎゅーってなるぅー。

胃が喜んでるわー!

最高です。いい肉ってすごい。ああーしあわせー。

多幸感溢れ出てしまう。

いまわたし最高に幸せオーラ撒き散らしてる。

あーこれ、とても満足ですわ。このままお昼寝したいくらいに幸せですわ。

けどそんなんしてたら一瞬でダルダルんな体になるのよ…。

ふー…


一気食いしてしまった…。


ふとベランダのプランターが目に付いた。

おや?


おやおや?


なんだあのわさわさしてるの。

いやまさか?



「うーわ、すご」



午前中にせっせとプランターに植えた薬草は、どうした?という急成長を遂げておられましたとさ。

わっさわさやで。

ええ?なにこの成長。急成長なんてもんじゃないよ。

あれか?んーっぱ!て傘もって踊る小人でも現れた?

ゆめだけどー!ゆめじゃなかったー!て?


スマートウォッチが教えてくれたこれ

薬草(改)

スマホで見てみると、魔力をふんだんに含んだ薬草と。

魔力水あげたからね。そりゃあね。

とりあえず採取してカバンに入れておこう。

買ってきた薬草全部をポーションにするとして、スポドリの粉のストックが足りないなコレ。


本当に電子マネー使えるのか試すためにも…

コンビニ行って試してからドラッグストア行こう。




シャラン♪


使えたー!すごい!わー!

とりあえず美味しそうなコンビニスイーツ買っちゃったよね。


さて、目当てのものはドラッグストア。

スポドリの粉って最近種類があったりするよね。

味が違うやつ。

アミノ酸が体にいいんだっけ?

クエン酸は疲れにいいんだっけ?

とりあえず適当にがさがさとカゴに入れていく。

このドラッグストアは電子マネー決済できることは確認済みだ!!


ついでにスプレータイプの日焼け止め買っとこう。

ほら、シミとかさ…気になるよね…

子どもの頃知ったこっちゃないわ!て日焼けしまくってたからね…

今からでもできることしとかないと…。

普通のジェルタイプのやつももちろん使ってるけど、手軽なのはスプレーかなー。

あと髪の毛の日焼け対策できるし。

あ、会社に着けてくマスクなくなりそうなんだった。

血色カラーのやつにしとこうかなー。

マスクも種類増えたなー。耳のとこ、痛くなりにくいのいいよね。

子どもの頃マスクしてると耳の下のところ切れていたかったなー…。



んー…髪の毛も伸びてきたし切りに行かないとかなー

見た目のメンテナンス代も結構かかるよねぇ…

ヘアカラーもしないと…。


…は!美容院でも電子マネー可能なとことかあるのでは!?


帰ったら探そう!

そうと決まればお会計だ!!



シャラン♪






帰宅して、ポーションを作り終えて、小休憩。

どうせなら、と全部B+にしといた。

自重?ゴミ箱にダンクシュートだ。

そして、薬草(改)と魔力水とスポドリの粉でできたものが、こちら


『ポーション(A)だいたいの傷が綺麗に治り、状態異常が速やかに治る。味は飲みやすい。』



すばらしい!

わたし素晴らしい!わんだほー!

そしてこれ、なにが作用したのかわからないけども、ざらつきがなくなってる。

見た目は緑のポーションだけども、不思議なことに、

キラキラして見える。

例えるならグリーンの液体にゴールドラメがわずかに混ざってるような感じ。

魔力水キラキラしてるし、その水で育った薬草だからかしら?相性とかあるのかな?

ザラザラしてそうに見えてこれがそんなことは無いという不思議な感じだけど…。

これはプランター薬草が6本しかないので、ポーションも6本。

売らずに持っておこう。

だいたいの傷治るってことなのでね。ほんとすごいよね。

そして薬草はなんかシソみたいな感じで出来てる。

無限収穫みたいにならない?これ。

あ、もしかして魔力水あげたら野菜も美味しいのできたりする?

えー、たのしみー!

プランター野菜してみたかったから試そう!

やっぱり…プチトマトかなぁ…。


ちょっと休憩〜とスマホでプランター野菜調べよーとみてみたら、飯テロにやられた報告がきていてニヤニヤする。

本能に美味しいお肉でした…。

羨ましいというコメントに思わず、そうだろうとも!と頷くくらいにはいい肉だ。


あとでホームセンターで苗買ってみよっかなー。

今あるということは今植えればOKなはずだしね。



さて、お腹もいい感じにこなれてきたので、思い出したように美容室検索。

支払い方法で選べたっけ…?

あー…それは無理。とりあえず気になった美容院の支払い可能な項目確認か…。

うーん…近くで今日行けるとこあるかな…。

あ、今日行けるとこは選べるのか、よしよし。

えーと、エリア選んで…今日…で、あー…これ近いな?カットとカラー…なんかもっさり伸びてるから…とりあえずカットはしたい。

うーん…ボブ…?あ、似合わせとかある。これしかない。何が似合うか分かりません。

えーと、今からだと…電話ですよね、分かります。



「あ、すみません、今日今から予約したいんですけども…」



行ってきまぁーす。





「ただいまー」



なんか良さそうな美容室でした。

すごく褒めてくれる。肌とか。

もうなんか「え、…すっぴんですか?すっご肌綺麗!化粧水何使ってます?」となお世辞でも嬉しい。

え?なに使ってるって?「ハトムギ化粧水です」

バッシャバシャつかえるよね。

つーかすっぴんで行くなよって話ですね、ははは。

あぁでもあれか、魔力水での洗顔から毛穴黒ずみないからなぁ…やっぱりあれはいいのかもしれない…。

それに美容室の鏡みて思ったんだけど、こう…顎のラインがシュってなった気がする…?

痩せたか?と、体重測ったら2キロばかし減っていた。おぉ…活動量増えてるもんね…。


そして髪型は肩につくくらいの長さに変わりました〜。

髪の毛をいつでもまとめられる長さ。

色はいつもと変わらないくらいのチョコレートっぽいカラー。社会人あんまド派手髪できないよね。

可愛いなぁと思うんだけど、インナーカラーとかさ。

似合うかどうかは別。

そういえば髪の毛も「丁寧にケアされてますねー!」って褒めてもらったけど、いつもと変わったのは魔力水くらいなので、魔力水すげぇ…ってなってる。

いつもより指通りいいな〜くらいしかわかってなかった…。


あと美容室のあとにホームセンターでプチトマトの苗を購入。

ゴーヤとかもいいなーって思ったんだけど、あれ、支柱?とか、ネット?かなんかでグリーンカーテンになるような感じってなってたから、そこまでのスペースがないのよねーってことで諦め。

プチトマトくらいならね、なんとかなるでしょ。

あとはネギの根っこ、試してみようかなー。

食べた時に。

人参のヘタとか水につけてたら葉っぱ出るとかいうもんね。


なので、追加で購入したプランターに土とトマトの苗、そして魔力水!

元気に育てよ〜!





さて、用事も済んだしノーラに行きますか。

カウカウ倒せたのかなー。



草原を見渡しても4人組はいなかったので、街に帰れたのかな…?

まぁいいや、と思ったら門番さんに声をかけられる。

どうやらカウカウ相手にボロボロになって戻ってきたらしい。

カウカウを無傷で倒せるようにならないと森は厳しいと言ったんだがな…と遠い目をしていたので、聞いちゃいねぇよ!ていう反応だったのかな?

どうやらカウカウは草原では強めで、猛ダッシュからの飛び蹴り、そして近接を使うということで厄介らしい。

うん、わかる。あの飛び蹴り凄かったもん。

あんな綺麗に飛び蹴りするなんてわたしの記憶だとライダーくらいしかいないよね、へんっしんっ!!!

君は大丈夫か?と聞かれたので、まぁ一応倒せます、と返すと目を見開かれた。



「薬師殿は戦闘もこなすのか?」


「戦闘…好んではしませんけど、生きるか死ぬかですし、ねぇ」


「ほう…武器は持ってないようだが…?」


「魔法ですし」


「おや、魔術師なのか?にしては杖もないのだな?」



なのか?と聞かれても、私が何者なのかと言うのがわたしもわからない、ぞ?

日本の社畜です。




「あー…杖は使わない方法が主流だったんですよね、住んでたところ」


「魔法が使えるのなら、薬師にならなくてもよかったんじゃないか?魔法で生活できるだろう?収入という面でも」




ほーう?

そういう感じ…?うーん…



「色んなこと興味があるので、こうなってましたねー」


「興味があるのはいいことだな、確かに」


「でしょ?」



ひらひらと手を振って街中に入っていくと、門番さんも手を振り返してくれる。やさしい。

さて、とりあえず街中のご飯事情チェックといきましょう。

屋台的なものはやっぱりすぐ食べられる、食べ歩き用みたいなイメージで、串焼きのようなものもある。

ううーん、お米ないなぁー?

パンはあるっぽいけど、かたそう。


こんな感じかーとキョロキョロしていると、教会っぽいところを見つけた。

なんか…ぼろっぼろだね?

大丈夫これ、と少し離れたところから見てたら、出てきたのは煌びやかな衣装のおっさん。

これあかんやつやろ…。


うーん…うーん…

聞きに行こう。おしえてレックスさん。




「え?聞きたいことですか?」



そのまま生産ギルドにいって、教会のおっさんのことを聞くと、あれが聖人だという。

どっこが…と反応したら、わかりますと頷かれた。

難ありというのはそういうことで、私腹を肥やしてると。

クズじゃーん。



「…関わらないでおきますねー」


「そうしていただけると…前の方も、いざこざありまして…ほかの街に」



前の方?あぁ、なんか薬師いたんですけどーとか言ってましたね。

うーん、でもこれさえフラグかもしれない…。


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