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Material Generation  作者: 深村美奈緒
第1章『〈神龍〉機動』
1/8

〜プロローグ〜『遭遇』

西暦2100年、西暦は終わりを告げ、人類が宇宙へ進出する宙歴が始まる。

たが、とある出来事を切っ掛けに初の宇宙戦争へと発展していく。

〜プロローグ〜

西暦2050年

人類の科学技術は劇的な発展と進歩を続け、それに比例し人口も爆発的に増加し、人類は本格的な宇宙進出を始めた。これに伴い人類は宇宙開拓の時代を迎えることとなった。

西暦2040年代後半より、〈月面コロニー計画〉が開始され、西暦2060年に人類初の月面コロニーが完成し、この人類初の月面コロニーは【ルナミス・(ワン)】と名付けられた。収容できる人口は約300万人、日本の一都市程の人数しか収容できず、増えすぎた人口に比べ少ない数しか移住ができないが、人類はこの初のコロニー完成に歓喜と更なる宇宙進出の可能性と希望を抱いた。

【ルナミス・Ⅰ】建造後の西暦2100年、人類は【ルナミス・Ⅰ】を起点とし、月面に更なる生活圏を拡張し続け、【ルナミス・Ⅰ】継ぐ月面2号コロニー【ルナミス・(ツー)】を建造した。

【ルナミス・Ⅱ】は【ルナミス・Ⅰ】の5倍の人口約1500万人を収容可能な月面都市となった。この【ルナミス・Ⅱ】が完成した年を節目に西暦は終わり、宇宙の時代が始まった意味を込め宙歴(ちゅうれき)へと歴名を変えた。

宙歴52年、【ルナミス・Ⅱ】完成後にコロニー軌道を安定させることの出来る地球と月のラグランジュポイントに一基約500万人収容可能なシリンダー型スペースコロニーを十基建造し、人類の生活圏はますます宇宙へと拡大し、この年に地球防衛軍〈E.D.F〉を結成し、【ルミナス・I】を軍事基地へと転用し、【ルミナス・Ⅱ】を一般の居住地となった。


だが、地球人類は宇宙進出をし過ぎてしまったのかもしれない……。


宙歴54年、とある出来事が起こった。

人類は〈火星テラフォーミング計画〉を立て、火星への有人環境調査を目的として80人で結成された調査隊を火星へと派遣した。

調査隊の航行は順調だった。しかし、火星が目前になってきたその時、調査隊の目の前に突如として正体不明の巨大な松ぼっくり型の様な未確認宇宙戦艦が現れ、地球ではようやく実用段階まできたビーム兵器を何の警告も無く撃ち放って調査船を撃沈した。


この事件を機に人類史上初となる宇宙戦争へと発展していく……。


宙歴56年、調査隊撃沈の報を受けた〈E.D.F〉は50隻の宇宙戦艦の艦隊を調査隊が撃沈された該当宙域へと派遣した。

該当宙域に到着した〈E.D.F〉の宇宙艦隊はすぐさま正体不明の松ぼっくり型敵勢力2隻から攻撃を受け、戦闘が開始された。

初めは数で圧倒している〈E.D.F〉軍だったが、敵勢力の謎の機動兵器に〈E.D.F〉軍の戦艦は、次々に撃沈されていった。

形勢が不利と察した艦隊指揮官は、辛うじて地球まで航行可能な戦艦選りすぐり、僅か4隻の戦艦に地球まで帰還するよう命令を下した。

こうして、人類初となる宇宙戦闘は敗走という形で幕を閉じた。

そして、正体不明の敵勢力は、この宇宙戦闘を皮切りに地球進行を開始し、この正体不明の敵勢力は、人類の脅威〈メナス〉と呼ばれるようになった。


人類初の地球外敵対勢力、〈メナス〉の目的とは……。

地球防衛軍〈E.D.F〉は〈メナス〉に対抗していけるのか……。

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