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せくしー先生。


ミニスカートから、キレイな御御足が…。

うっ、また一人でやらんと…。


じゃねえ。

聖女(ミュール)のところへ行き、ナナコを診てもらっている。

リゼは、王立図書館へ行き蔵書のチェックと必要な本のリストアップと忙しいようだ。。ここに一緒には、来ていない。



「心配だし、私も行きたかったんだけど…。」

リゼが言ってくれたけど。

「大丈夫だよ。俺が行くからね。」

「うん。リゼママは、おしごとがんばってね!」

ナナコにそう言われては、お仕事に行くしかないよね。


「というか、ミュール様にエイトさんが…。」

ん、何かブツブツ言ってる。リゼは、何かブツブツ言うのが癖なんかな?

「まぁ、ナナコちゃんもいるなら、大丈夫かな。」


大丈夫。らしい…。

ナナコがいるから大丈夫って、心配なのは、俺だったらしい…。


し、心配ないよ。…ないよね?



で、教会に来た。

気になるあの人はいない。少し緊張するが、ナナコをみると飾られている絵なんかを見て、少しテンション上がっているみたい。


前の戦乱の絵で、聖女の活躍が描かれている。

勇者である俺が、入っている絵もある。


絵を見たナナコが聞いてくる。

「これは?」

「ミュールが、皆を癒やしている所だな。」

「ミュールさま。かっこいい。あ、これって、もしかして」

俺が描かれている絵を、ナナコが見つけた。

「うん。ナナコのよく知っている人だよ。」

俺が、胸を張って、ドヤ顔で答えるけど、なんかそのドヤ顔を見たナナコが、絵の別の場所を指して、

「うん。アリスおねえちゃんだよね。」


えっ、あ、そうだな、うん、アリスも描かれてる…。確かに…。


結構美化して描いてくれているから自慢したかったんだけどな。まぁ、良いか。


落ち込む俺を見て、ナナコが笑ってくれた。

「これパパだよね。かっこいいっ。」

エヘっ。かっこいいだって!

勇者エイトふっかつぅ~。


少し性格が悪くなってしまった我が天使(ナナコ)を見て、心配に…。と思うが、ナナコの笑顔…。


か、かわぇぇ。…問題ないっ!


でも、

「最初に俺を見つけてほしかったな!」

って言うと

「いっぱいよろこんでもらうには、さいしょには、いわないの!」


ん?

あ、アリスと湖で遊んだとき、水着のプレゼントを最初から言わずにサプライズしたこととか、憶えてる?


学習しているのね。

娘の成長は、嬉しいものだが、少し歪んでいる気がするな。


ナナコには、素直に育ってほしいものだ。



絵を見ながら時間を潰していると、午前中の信者への面会を終えたミュールが来てくれて、ナナコと俺を部屋に案内してくれた。


「うーん。やっぱり私でも完全解呪は無理だねぇ。」

ナナコの顔が少し曇る。

「せいじょさま…。」

「ごめんね。ナナコちゃん。」


ミュールは、黒いミニスカートに白い白衣を着ている。なんか変な器具を首にかけている。心臓の音が聴けるらしいが、何のためかは、わからない。


なんでも、じょい?ってスタイルで、人を診る時なんかは、気合が入るそうだ。


気合いが入れば、治癒力も上がるんだって…。

「ま、いわばコスってやつだけどね。」

昔、怪我人や病人を治癒しながら言ってた。

コス?

何を超すんだろ。治癒力超すのか?


「コスプレだよ。」

超すプレ?ますますわからん。


まぁ、良い。

俺は、セクシーなミュールが見られて嬉しい。

ただ、どうやっても、スカートの中は覗けないようになっているんだよ!

見ようとはするんだけどね。なんとか、このって。


恋人になって、その、全部見るようになってからも、何度もトライするんだけど、無理だったんだよな!



じゃなくて、ミュールがナナコのために、気合いを入れて診てくれたってこと。

ありがとうね。


「そうだよな。ま、ダメもとだったしな。」

重い空気に耐えられず、俺が口を開いた。


「うん。何か、形代って言うのかな。そういうのが、あると無理やりは、難しいのよね。」

「形代?」

「ナナコちゃん。ここに来る前、何か、うーんDNAがわかるものだから、血とか爪とか髪の毛とか取られた?」


ミュール。その質問は、ナナコに嫌な思い出を思い出させる。

「ナナコ。無理に思い出さなくても良いんだぞ。」

ナナコは、俺を見て、頷く。大丈夫だと。


「かみのけ。うん。かみのけをきられたきがする。」

まっすぐと、ナナコが答える。


「そっか。うん、私も少し調べて解呪の方法探してみるね。」

「はい。せいじょさま。おねがいします。」


ちゃんとお願いできる良い子だ。


「頼むよ。恩に着る。」

「あ、エイト。暫く王都に居るのよね。」

ミュールが、俺に聞く。

「ああ、剣の手入れとか、溜まってる仕事とかあるからな。」


そういえば公爵決裁がいる書類が、一杯あったな。

普段は、定期的に村まで持ってきてもらって決裁してるんだけど。


「早いうちに、イリアス聖国へは、行きたいけどね。焦ってもしょうがないかな。」

「じゃあさ、ちょうど明日から、初等学校前の準備学校始まるから、ナナコちゃんもおいでよ。」


準備学校って、初等学校に行く前に、準備として2週間ほど教会で、いろいろ教えてくれるやつか。


ナナコが学校かぁ。

どうするか?


ナナコを見る。


「がっこう…。いってみたいかな。」

ナナコが呟く。


決まりだな。




少し、いや、かなり更新できてませんでした。


すみません。。


これからも、ちょっとムッツリな勇者さんと、天使なナナコちゃんをよろしくです。



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