蹲る、嘆く、息をとめソライロを見た
手に入れていたものが
夢の入り口が
パリンと音立て飛び散った
心に刺さる
躰に刺さる
目に刺さる
涙が出てくる
動けなくなる
嘆く 嘆く 嘆く
泣く 泣く 泣く
不安がポッカリ口あける
暗黒がポッカリ口ひらく
墜ちて行くよなココロうち
沈んで行くよなこころうち
明日からどうしたら
明日からどうやって
生きていけば良いのだろ
うずくまることしか
出来なくて
うずくまることしか
出来なくて
そのままじっと下向いて
動けぬ自分が情けなく
どうすりゃいいのか
苦しい時の神頼み
だけど神様お忙しい
ちっちゃな自分の願いなど
届いてくれない 世知辛さ
私はこんなになってる
にっちもさっちも行かなくて
どうすりゃいいのか
大きく吸い込み息とめる
止めて見上げる空の色
ソライロソライロ
時が進めば色変わる
ソライロソライロ
朝焼けあけぼの
青空碧空
夕焼け黄昏
宵闇色
私がこんなに辛いのに
私の時は止まってるのに
ソライロソライロ
色が変わる空の色
時は勝手に進んでる
溜め息ついて立ち上がる
ポケットの中には 五百円玉と数枚ジャリ銭
財布の中は……通帳は。先を少しばかり考える
現実世界の算段をする
とりあえず明日は生きていける
明後日も大丈夫か、明々後日も
なんとかなるか
だから
とりあえず
チューハイ買って呑もうか。