8話目
読みに来て頂きありがとうございます!
長時間「はなしをかく」というところから離れていたため、しばらく更新できないかと思われた「笑って」などの連載中。
だけど、運がいいこと(?)に執筆中にコレが残されていたので更新します!
『やっぱりか…。』
俺と同じく信号待ちしてる人たちがチラチラこちらを見る。
そんなに珍しいのかな?
そんなに目立つのかな?
俺の顔の傷は…。
まぁ、実際に見た時は自分でもショックだった。
まだ生々しくて、見るだけで痛くなりそうだった。
右頬から右目にかけてスパッと…。
…て、そりゃあ目立っちゃうよなww
今右目は眼帯してるけど…。
眼帯の下から傷が余裕で見えてる。
うー。
今更後悔しはじめた。
やっぱり少しでも目立たないよーにしてもらえば良かったかな。
って。
でも記憶が戻るまで絶対傷跡は残すって決めたもん。
傷跡も無くしたら俺の過去がなくなる気がするから…。
本当に戻って来なくなる気がするから…。
「失礼します…」
職員室のドアを開ける。
こちらをチラっと見た先生は一瞬動きが止まる。
そして「ああ浜岡さん」と何故か名前を知られている。
それもそうか。
入学前から何度か来た問題児だもんな、俺。
だから教室より先にここに来させられるわけだ。
「おはよう。じゃあ一緒に教室に行こうか」
担任だと言う先生がそっと俺の肩に手を置く。
遠慮なく顔をしかめてその手を払う。
要らない、そんな同情なんて。
頑張って早く更新できるように心がけます!
読んで頂きありがとうございました!