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笑って  作者: 月夜 風花
4/11

4話目

何で後頭部強打になったのか。

俺はいつも来る医者に質問をした。

すると、どうだろう。

意外にもアッサリ教えて貰えたんだ。




去年の10月31日、ハロウィンの日に交通事故が起きた。

乗用車と大型トラックによる衝突、周囲の車も巻き込む大事故。

それにどうやら俺も巻き込まれたそうだ。


吹き飛ばされ、コンクリートの溝に頭から落ちた時に後頭部強打した。

そのまま俺は意識を失った。


病院に運び込ばれて、何とか一命を取り留めた。

それは、外傷があまりなかったからだろう。

目立つ外傷は勿論後頭部と、右頬、左腕だけだった。

それでも生きてるのも精一杯、いつ死んでも可笑しくなかった。

一生植物状態。

そんな可能性の中、俺はずっと意識不明の重大だった。


それから3ヶ月半、2月18日に俺は目覚めたって訳だ。




「君は奇跡の生還だよ。記憶をなくしてても命はなくさなかった。」

医者はそう言って笑った。

「だから、そのせっかく助かった命を大事にしなよ。」

ぽんぽん。

俺の頭を優しく叩いた。

「今から無くした過去の分、楽しい記憶を沢山作ればいい。」

その医者はさらにこんなことも言った。

「君の笑ってるところをまだ見たことがないな。これから沢山笑ってごらん。」


俺は教えてくれたのと、励ましてくれたのにお礼を言った。

そして、精神面のショックって何かも聞いた。

しかし、それは交通事故によるダメージだよっとうまく胡麻かされた。



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