初めに&原子力の応用先について
この項目から、私が原子力や国のエネルギー政策について思っていることを書きます。
あくまで私個人の考えであり、原発事故で影響をあまり影響を受けなかった側にいた、幸運の中にいた人間が書いています。また、素人が書いているので間違いや認知のゆがみがあると思います。【】つきの言葉は検索語として使えば詳しい情報が調べられるであろう単語です。参考になると思います。この章を書いている目的は、エネルギー政策について何か皆様の参考になればと思い書いています。原子力賛成派になってほしいとは思っていません。思想は各人の自由だと思っています。
初めてあった人から「私は放射線や原子力を扱う施設で働いている」と自己紹介された時、職場を想像できますか? 私は想像できません。「パソコンを使った仕事をしています!」と同じくらい雑な自己紹介だと思います。原子力は応用先がたくさんあります。原発はその一つにすぎません。原子力の応用先を記します。
①放射線が細胞に悪影響を及ぼすことを応用したもの
放射線滅菌、レントゲン検査、ガンマナイフ、粒子線治療、植物の品種改良。
放射線滅菌は医療機器の製造でよく使われています。めっちゃ便利。食品への照射【食品照射】は世界的には多く使われています。【あきたこまちR】は品種改良で使用した例です。
②放射線が、高い通過力を持つ特性を利用したもの。
レントゲン、CT、放射線通過試験
放射線通過試験は、溶接加工したところの検査に使われることが多い印象です。
③放射線を出す物質【放射性物質】の特性を利用したもの
PET、同位体分析
【浜松ホトニクス】と呼ばれる会社が、放射線の測定に強い印象があります。学術分野で放射線測定するときにはよく名前が出てくるイメージがあります。
④強い放射線(アルファ線、ベータ線)の特性を使った分析、学術的研究
【SPring-8】【ナノテラス】が有名です。
【日本国内の加速器関連施設】で検索すると、いろいろな場所に施設があることが分かります。
⑤原子力を使って熱を出して、熱を使って発電するもの
原子力発電
上記のように、原子力は多種多様な応用先があります。原子力関連施設は止めるべき!と言われて、困る企業、人がたくさんいます。