4.家族に報告
その後は他の本も読んでいたが夕食の時間になったので途中でやめて、今はご飯も食べ終わり寛いでいるところだ。
そこで僕は昼間に決めていたことを両親に話すことにした。
「父さん母さん、話があるんだけど」
すると両親が顔をこちらに向けてきた。
「どうしたんだ?改まって話とは」
「実は僕、成人したら冒険者になりたいんだ。そしてこの世界のいろんな場所を旅してみたいんだ。駄目かな?」
すると両親は、ぽかんとした顔になりその後互いに見合うと頷き合い。
「お前が決めた事ならやってみるといいぞ。ただし、冒険者になるにしても旅に出るにしても今のままでは何も出来ずに死んでしまうだけだからな。そうならないように準備しないとな」
「そうね、私達はあなたの決めたことを否定はしないわ。それに目標を持つのは大事だからね」
そう言ってくれた。ちなみに父さんは引退しているが元冒険者だ。
「父さん母さんありがとう」
だからお礼を言うと笑って
「気にするな、それに冒険者になりたいんだろ?だったらこれから戦い方の練習だな。きついだろうが諦めるなよ。自分で決めたことだからな」
「そうね、気にする事ないわ。それに成人するまでいてくれだけで私達は嬉しいわ」
「うん!」
応援までしてくれて僕まで嬉しくなった。その後父さんがちょっと気まずそうに
「ただなぁ~、さっきはああ言ったがお前はまだ3歳だからな。身体がまだ出来てない今から練習したらさすがに身体に悪いから。戦い方の練習は5歳になってからだ。それまでは母さんにいろいろ教えてもらったりこの村の薬屋のばば様に教えてもらうといい」
と言ったので返事した
「わかった」
その後も暫く話し合いさすがに眠くなったので部屋に戻り眠りについた。