「一歩前進」
私は昔から、一人で遊んだり、何かを想像したりするのが好きでした。
一人っ子であまり友達もいなかったもので、
小さな頃から、PCをしたり、一人で何かをすることが、いつの間にか癖になっていました。
一人っ子のこともあり、昔から機械や本、道具が友達のようなものでした。
その中で一番好きだったのが、お話を考えること。
物心ついたころから、お話を想像して、絵を描いてキャラに喋らせるなど…シナリオ自体はつまらないという程ではなかったものの、やはり幼稚な文章、そして絵の才能がないこともあり、酷い出来でした。
小学三年生くらいまでは、物語&絵のようなものを描き続けていましたが、その時はPCで色々なことを始めた時期でもあり、自分が「出来ない」という、現実を突き付けられました。
「正直、誰よりも努力してきたと思ってた」
そんな生温い思いが、打ち砕かれた時でした。
いつのころから、一日で自由帳を使いきったり、沢山絵を描いて。
それでも、出来ないものは出来ない。それを思い知りました。
その時から絵を描くのをやめ、今まで以上にPCをやってやって、面白いものを沢山見つけようと、とある動画サイトにはまり、仲間を探しました。
ネットでは、本格的に探してみると、同じ趣味の人がわんさかいました。
絵をやめてから、いろんな仲間に出逢って、いろんな成功をして、いろんな失敗をして。
そのうちに、仲間のサイトの掲示板に、オリジナルキャラを使い、小説のようなものを書きはじめました。
その時はもう本当に楽しかったです。
いつしか見た小説のように、物語を構成して、キャラの性格を考えて―――。
前に書いていたときより、ずっと楽しかった思い出があります。
勿論、沢山悩んだりはしました。
でもその分、小説執筆という楽しさが本当に分かるのが面白かったです。
それから、曲が元の小説、ライトノベルなど…
沢山の小説を読んで、沢山練習書きをして。
小学校の国語の授業である、物語を作る勉強がいつの間にか楽しくなって、先生を困らせるほど書いた思い出があるのも、そのおかげです。
小学五年の冬。2月頃。
ネットの仲間に紹介され、知ったサイトは「小説家になろう」でした。
興味を持った当時の私は、早速親の許可を貰い、ユーザー登録をしました。
まずは過去に書いた小説を投稿してみて、投稿のしかた、評価のされ方などを知りました。
予想通り、私はそのままなろうにはまり、小説を書こうと勉強を兼ねて小説を書きました。
そして、6年生になってから。
小学校生活最後だな、と思いつつ、あまり実感のない生活でもありましたが、
それでもいろいろこなしていく日々が楽しかった気もします。
そのうちに、気付いたことがありました。
「ホラー系の小説を読んだり、書いたりすることが好き」
ということです。
私が書くホラー小説といっても、どこからどうみても物語自体がひねくれていたり、趣味思考が裏目に出る作品を書いたことがありました。
小さい頃からよく親に「ひねくれてる」と言われてきた私ですが、その性格が、ホラーを好きになるきっかけのようなものだったのかもしれません。
時が経ち、ホラーだけではなく、恋愛もの、青春もの、異界を舞台にした小説など、
少しでもありますが、書くジャンルが広がって、それもまた面白かったし楽しかったです。
「あ、一歩前進したかも」と思えたときも、嬉しかったです。
そしていつしか、「小説家になる」という、今までよりは少しハッキリしているものの、
まだ完璧ではない、夢が出来ました。
それで、今に至ります。
中学生になった今、私が「ちょっと楽しいかも」と感じる授業は、英語と国語です。
そして今の目標は、いつか英語で小説を書くことです。
きっと、執筆するにあたって、沢山悩んだりすると思いますが、その分書いていて楽しいと思える時もあるでしょう。
小さな頃の自分と、今の自分。
マシになったのはどちらと聞かれれば、当然今の自分を指すでしょう。
ですが、小さな頃の自分は、自分でしかないのです。
それに、今の私にも、改善点は沢山あります。
それを出来るだけ直して、この瞬間でさえ、いい思い出だと思えるように、頑張りたいと思います。
小説や小説執筆は、私の趣味であり、私の人生を変えてくれたものです。
これからも諦めないで、沢山のことを経験して、夢に向かって、前進したいと思います。
こんにちわ、こんばんわ。
闇妖すみれと申します。
まだまだですが、一歩前進しようと、これからも努力したいと思っています。
良ければ評価、お願いいたします。
それでは。
ありがとうございました。