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level15



「…何故か分かるか?」



師匠は試す様に此方を見てそう言った。


魔王が蘇る理由…か。

ふーむ、この世界には輪廻転生が在って、そのサイクルが150年だから、とかか…?


…いや、違うな。

師匠はノーヒントで聞いて来た。

なら、答は聞いた話の中に有るはず…。



「…魔王を産み出した神々がまだ存在しているから…ですね…。」



「うむ。正解じゃ。」



そう、魔王を倒した所で神々が滅びる訳では無い。

神々が滅びない限りは魔王は永遠に生まれ続けるのだろう。



「ですが、師匠。

ならば何故150年もの時間が必要なのでしょうか?

それこそ連発して産み出せば、あっという間に滅ぼせるのに。」


「それも諸説あるのぅ。

神々の時間的概念が我々とは全く違うと言う説。

神々が楽園の種を準備するのにそれだけの時間がかかると言う説。

神々が階層世界帯メンブレーンを越えて、我々の世界に干渉するのにそれだけの時間が必要だとする説。

因みにワシは、最初と最後の説の両方だと考えとる。」


階層世界帯メンブレーン…?」


「あぁ、すまんな。

この世界に神々が干渉するには、幾つもの“壁”を経てからで無くてはならんのじゃ。

この世界…つまりワシ等がいるギャミングステイトは、その壁の一番最後の場所にあると言われて居る。

まぁ、壁と言っても概念的なものじゃが。

その壁が並ぶ場所を“階層世界帯メンブレーン”と呼んでおるんじゃ。」



ふむ、マトリョーシカみたいに、この世界も幾重もの殻に包まれてるって事か…?



「でも、どうしてそんな壁が必要なのですか?」


「神々の力は我々の概念を遥かに上回るものなのじゃ。

もし、この世界に直接干渉出来る程の場所に神々が居れば、この世界はその存在に掻き消される。

大海に雫が飲まれるのに等しくな。

じゃから、神々の干渉を、我々が存在出来る範囲に抑える為に、“階層世界帯メンブレーン”が存在しとるんじゃ。」



要は、神々の影響を段階的に抑える事で、この世界を破壊せずに干渉する事を可能としているって事か。

携帯小説みたいにフランクな神様では無いらしい。


…じゃあ、神々を倒して魔王が出なくするなんてのは無理な訳だ。



「まぁ、“階層世界帯の最後に有る”と言うたが、厳密には、もう1つ前の壁もこの世界と重なる様に存在しておる。

その壁の向こう側を、上位構造世界帯アストラルサイドと呼び、此方側を現実世界アッシャーサイドと呼んどるんじゃ。

その二層が混在する世界。

それがこのギャミングステイトじゃ。」



これは俺にもちょい難しいな…。

肉体と精神みたいな関係か?

互いが互いに干渉し合う…そんな感じか…。


俺が理解しようと考えていると、師匠は続けた。



上位構造世界帯アストラルサイドは、現実世界アッシャーサイドの設計図の様な世界じゃと思えば良い。

ただ、“設計図と実物”との関係と違い、“お互いに対して”相関関係にある。

設計図に書いた事は実物に成り、実物をいじった場合設計図に記される。みたいにのぅ。」



成る程、分かりやすく成ったぞ。



「そして、上位構造世界帯アストラルサイドに存在するを通して、現実世界アッシャーサイドに干渉する技術体系を指し、学術的には、“存在率改竄干渉”。

俗に言うなら、“魔術”と呼んでおるんじゃ。」



「師匠、では―…」



こうして俺は師匠から様々な事を学んでいったのだ。


具体的には分からないが、恐らくこの後、1万飛んで874文字ぐらい学んだ気がする。

携帯小説なら長過ぎてカットされるだろう。



そして3ヶ月後の冒頭に戻る。



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