君の価値は
《君の価値は》
「必要だって言ってよ。」
震えながら君が言う
有能で
面白くて
優しくて
ひとに必要とされる為に君は頑張ったけど
自分で決めなきゃいけない事も
全部ひとまかせ
「僕を愛してるって言ってよ。」
お洒落して
明るく笑い
たまにドジ踏んじゃう
可愛げのあるキャラで君は
告白だって沢山されたのに
どんなに他人に認められたところで
ほんとは嘘かな?
今ヒビ入ったかな?
もう違うかな?
君はその他人の言葉の重みを
その人のことを 信じられるの?
そうやって
沢山の他人が言う事が正しいなら
君はいつまでも「大勢の中の1人」で
わざわざ君を選ぶ理由も無いのに
「僕が必要だって言ってよ!」
どうか生きていて
人は誰かにそう思われていないと
生きていられない
そんなのはとんだ思い上がりだ
君を否定する他人が
君の何を知っているのだ
他人の評価に惑わされるのは
君が君を知らないからだ
だから目を閉じてご覧
耳を塞いで考えてご覧
"お前は何が大事だ"
"お前はどう在りたい"
どっちへ進めと言われたって
実際に歩くのは君なんだよ
痛い思いをするのも笑うのも全部
予想外の低スペックで生まれちゃってさ
クソみたいな自分が大嫌いでもさ
そんな"ハンデ"引き摺ったまま進んでごらん
でっかいの背負って
皆に先を越されて
もう嫌だって思うよね
それでも君は君でしかいられない
君の10歩は他人の1歩
それに気付いてくれる人に貰う「好き」が
君の本物の価値なんだと思うよ