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無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


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人として生きる権利『ここは恥(ち)の果て流されて俺』

 鴉野の母校、そんなとんでもないイデオロギー学校なのだが酔狂にも他県から転校してくる生徒が一定数いた。なぜか。


 知的障碍者を普通クラスにぶち込んで一緒に教育する主義だからである。その負担は生徒と教師の良心に依存するが。


 一応、偏見なく育つという意味での教育は成功していると思う。


 もっともっとやってほしい制度だ。

 だがやっぱりサポートは必須だと思う。


 鴉野の母校のようにベテラン教師や親切な生徒の善意に任せてはいけない。


 知的障碍者という存在は『天使』ではない。


 阿呆な物書きが書く場合は批判と削除を恐れてそう書かざるを得ないが。

普通にキスしてくる。男でも。体格押しで襲ってくる。女の子がうんこしている絵を描いてオナシャスに励む。まったくもって普通の『ホモサピエンス』なのだ。ホモサピエンスというが、生物学上は人間はタダの類人猿の一種である。


 知的障碍者は寿命が短いらしい。正確にはダウン症だけど。

 彼らには一応養護学校というのがあるにはあるが、就職できない。できても特定の職だけだ。これでは生きていけない。そういうわけでうちの学校の受け入れを求めてやってくる。たとえいじめっ子にブレーンバスターをうけようがやってくる。登校拒否もせずにやってくる。


 鴉野は思う。


「登校拒否を知らない彼らは実は賢い」


 いや、意図してやっていたわけではなかったと思うが。一番大事なことは『自分が行くべき場所があった』ことなんだろう。たぶん。

 彼らはいじめられていることを認識していたか怪しいが、自分の居場所は見つけていたのだ。

 しょうもない小説もどきを書きなぐっている今の鴉野よりよっぽど高尚である。

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