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人として生きる権利 『お化け屋敷は人権と関係ない』

 鴉野の母校はアカ学校だった。


 もうそりゃそりゃネタみたいなアカ学校だった。

 鴉野は当時思い込みの激しい性格上、洗脳完了済みだったのでまったく違和感を感じていなかったが。


 どんな学校かとか言われると言葉に詰まる。


 とりあえず文化祭とかいうものの代わりに学習会とかなんとかいういう催しがある。人権とか戦争とか差別とか日本の悪行を描いた演劇と展示しか許さないという素敵な会である。

 たまにスイトンを無料でふるまうなどの粋なクラスもあるがたいていの展示のつまらなささは言うまでもない。

 しかし、活字大好きな鴉野は全部のクラスの展示を読み切っていた。こいつ頭おかしい。いや今でもか。


 この学校は全クラスがやりたいやりたいという催しがあり、これだけは学校側も認めざるを得ないというものがあった。

その鋼のルールはこうだ。


『お化け屋敷は五クラスまで』


 あほか?!

 そう思う方も多いが大真面目に当時の我々はこう言っていたのだ。


『お化け屋敷は人権や平和や差別と関係ない』

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