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無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


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腹HEALTH!! 痩せゆく男

 表題の古典的な名作は関係ない。今回は鴉野の腹が如何にしてこーなったかを語る。


 おっと。そうそう。


 前々回が胸糞悪い話だったので今回はいつもの鴉野である。保証できるので気楽に聞いてほしい。


 話を戻そう。普通に76だった時代もある。そのときはひたすら腹筋ローラーを毎日コロコロしていた。休み休み二年くらいか。

 でもまぁ結論として腹は引っ込まなかった。ある程度肉も余っていたし。劇的に減る原因となったのはやっぱり一昨年の澄香さんの連載の所為だと思う。なんせ雑学がテーマであるため主人公のやった事は実証しなければいけない。一番気楽な実験台は俺である。

 結果的に生活習慣は劇的に改善。要らないものがスッキリしてしまった。ゲームとか漫画とか処分できたのでよりリソースが増えた。驚きの澄香さん効果である。


 生活習慣が変われば行動も変わる。行動が変われば人生もおのずと変わってくる。行動と共に言動も多少は。そう多少は?! 進歩するし(多分)、じゃ茶道でも始めるかとかいった意識も生まれるし、ひいては『じゃ大学でも行こうか』とかになる。


 澄香さんって下手な恋人より鴉野に貢献しているのではないだろうか。


 そんな澄香さんは鴉野が女性心理が解らないことから創造したキャラクターなのでありとあらゆるダメ要素がある。

 Narou的な理想的ヒロイン。男の願望という名の木偶人形と全く逆の人物になったわけだ。


 開幕から男を逆持ち帰り。

 チャラを叩きだしてしまったので親バレで診察する羽目になり妊娠の不安に嘆く。毛じらみを貰う。水虫にかかっている。酒飲みながら入浴。アイス食いながら入浴。

 バブを風呂場に三十個ほど投入して酸欠で死にかける。

 欠点を挙げれば枚挙に暇がないが、普段は安らぐ珈琲を淹れる音ですら不快に感じるとか、自己嫌悪したり悩んだり存在意義に傷ついたりする実に生々しい女の子になった。

 こんな主人公書いたら引きずられて当然と言えよう。ましてや生活習慣が大幅に改善しているのだ。

 一気に痩せた。痩せて当たり前だが真面目に痩せた。肋骨が浮いた。どーすんだ。この状態。


 仕方ないから連載が終わってしばらくしてから木刀振りと腕立て伏せを始めた。


 腕立て伏せという奴はマトモなフォームで行うのは案外難しく下手がやっても腕を鍛えるだけで終わる。取り敢えず鴉野は最も効果的と思われる腕立て六種目に挑戦した。これは探せば動画が出てくるので解るだろうが同じ腕立て60回でも格段にキツイ。

 同じ回数でも複数の種目でやったほうが効率的に筋肉は鍛えられる。中心となる目的の筋肉と違う筋肉がついたりつかなかったりする関係である。腹筋運動でも複数種目を毎日別途にやれば効率よくへっこむがまた関係のない話だ。


 六種目もやれば何より体幹が鍛えられる。

 腕立てでは背中が曲がったりへっこんだりするのはNGだ。的確に腕はM字を描かねばならないし。

 ましてや鴉野は一本歯下駄履いて遊び倒しているのだからそれはそれは体幹の訓練になっただろう。特に柔軟体操や股裂き運動は有効だ。

 結果。胸の筋肉は確かについた。おめでとう鴉野。

 でも腹回りが細くなりすぎた。最初調子に乗っていたのが悪かった。


 体幹を鍛えるのも有効だが腹をひっこめるうえで一番重要なのはへっこめる筋肉を鍛える事だ。


 読者諸氏は恥骨の上をぐっと押して其処が一番へっこむように腹をへこませてほしい。背筋を伸ばしたうえで。へこましたらさらにへこませる。指先を押し込む要領で限界まで。ゆっくり確実に。

 やってみると解るが可也キツイ。これを毎日百回やった。


 何故百回。後悔しても遅い。


 オマケに当時ちょっと流行っていたコアリズムの真似をしてというか杉本彩の真似をして左右運動までやっていた。ああ。どんどん体幹が鍛えられる。

 ある程度細くなったら超回復を見越してへこませまくってベルト締めてそのあとゆるめて筋肉を落とすようなこともやるようになる。もう目に見えて腹囲が落ちていく。ここまでくるとゲームの世界になる。

 筋肉がある程度つくとこれを落とさないと細くはならん。そういうことだ。運動不足でできた脂肪はもとよりの小食もあいまって尿となって流れていく。


 まさに『追撃のグランドヴァイパでダメージは加速した』だが腹をひっこめる筋肉を鍛えまくると困ったことが起きる。


 進撃の巨人ならヒットして大金持ちだが追撃の逆腹筋は可也問題が出る。飯が食えない。マジで締め付けてくる。腹自体がコルセットになるのだ。生活習慣が改善され、部屋が片付いて行動半径が広がっているのにこれはちょっと。


 ある日、細くなりすぎたこと、これ以上鍛えるならジムで機械を使わないと無理と気付く。自重軽くなりすぎてもう腕立て効きません。何処までやれば気が済むのか。やりすぎだ。


 機械運動のメリットは沢山あるがどんなデブでもガリでも同じ負荷になるのが最大の効果である。


 加えて普段鍛えられない筋肉を鍛える種目も多い。また、同じ柔軟でも股裂きはある程度足の筋肉がついているほうが固い人間には楽であり、それを行うにはジムトレーニングが効率が良いとおもう。


 うん。あとはその。なんというかね。


 ウエスト65だったのが63を切った日にはビビった。男なのに。


 というか小柄な身体に違和感ない程度にムキムキ目指しているのに?!


 原因を考えると食えないからである。腹の締め付けが半端ないのだ。この上でガンガン運動したら逆三角形な身体とかそういう問題じゃない。


 これじゃ笹食ってる暇じゃねぇ!


 上野のパンダだってダッシュする。意味不明。

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