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無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


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腹HEALTH! グラビアアイドルのウエストは思いっきりへこませたときの数字だ

 最後グロ画像。挿し絵は閉じておきましょう。男の腹なんて誰特。

「表題の通りだ」


 鴉野は珈琲を啜ると久しぶりに登場の仮想人格に語り掛けた。

「そりゃそうですよね。ウエスト56とか子供の胴体のまま成長しているか肋骨抜いているかとかいう世界ですもの」

 女の子の平均ウエストサイズは65ちょいらしいよ。

「触り心地良好な多少むっちりした腹肉で寝転がってもわかるギリギリのくびれがエロいんだよな」

「鴉野さん……」

 いや、ガリガリも大好物よ?!

「腹筋は」

「もちろん大好きさ」


「呆れたストライクゾーンの広さですねぇ」


 音を立ててクッキーを貪る二人。甘ったるい砂糖にバターと油の感触がバタ臭い。このクッキー湿気っている上に油っぽい。


「そういえば鴉野さんも一時期ウエスト61台だとか出鱈目抜かしていましたけど」


 うん。確かにへっこめた上での数字だと認めよう。


 「あはは。そりゃそうですよね! そんなに細かったらおかしいですから!!」


 でも、普通に64以下だよ。


「は?!」


 いや、その。なんというかね。思いっきり腹を出さないと辛いからアレだけど、ふとしたはずみに腹がへっこむと結構悲惨な目に遭う。


「御冗談を」


 いや、ガチ。


 そもそも腹をへっこませる手段で最も有効なのは痩せる事でも腹筋することでもなく、腹をへっこませたままでいることだもん。


「男の64って……」

「一時期63だった」


「ジム通ってますよね?!」

「だから身体能力は跳ね上がったんだが」


 86 64 84


「澄香さんそんなにスタイル良かったっけ。バストアップしてヒップダウンしてますよね」


 俺。


「はい?!」


 いや、そのスリーサイズ。俺なんだ。

 確かに『かふぇ&るんばっ♪』の澄香さんは鴉野とスリーサイズ同じというどうでもいい隠し設定がある。

 まさか連載当時の27歳から13年。40過ぎてからこんなナイスバディになってもなあ。澄香さん。いや、新さんは末永くもげてほしいけど。

 美魔女の母の美夏さんと違って、澄香さんは年齢を重ねると共に年齢相応の自然なよさがどんどん出るタイプ。


「まぁ不惑(よんじゅっさい)過ぎてバイブとローターが部屋から出てくる家ですし」


 新くん。若い頃から道具萌えなんだろうなあ。工具を見るとときめくタイプ。あの人は本職内科医だから医療器具のカタログや趣味のプラレールの商品一覧みているだけで幸せになるんだろう。閑話休題。


「なんでそこまで痩せる」

「好きでそこまで痩せていない。むしろムキムキを目ざしているんだが」


 腹が凹むって結構恐ろしいのだ。次回はそういった弊害について語りたいと思う。

挿絵(By みてみん)

 女性がよく行う必死で締め付けて「まだ太っていない」系の現実逃避を鴉野があえてやるとこーなる。

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