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無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


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三年が経ちます おかわりありませんか

 鴉野の個人的見解だがなろう作家は三年ほどで書けなくなると思っている。

 最近更新をサボっている自分自身がどうしてそう思うかと言うと小説なんて書ける環境がいつまでも続くとは全く思っていないからだ。

 三年もすれば転勤や昇進もある。女性なら出産などもあるだろう。学生だって就職したり進学したり受験をする。継続的に書き続けるということは逆を言えば環境が変わっていないということになる。


 環境が生活習慣を作り、生活習慣が人格を形成し、人格がその人の人生を変えていくことが事実ならば変わらない環境とは好ましいとは言えない。


 人間は何度も自らを『殺し』新しい人生を歩んで成長する。


 文章の書き方も小説の作法も知らない若者が勢いに任せて書いた話が仲間たちに受け、そのまま愛されるのはとても幸せなことだがそうでない人も多くいる。

 そもそも愛されることより自分が自分であることのほうが大事で、皆が俺を理解しない。でも俺の事はちやほやしてくれと叫んでも誰も相手にしないだろう。


 大きな河の流れに放り込まれた作品は例えばにちゃんねるで晒してフルボッコにされてくじけず転がり丸くなり、あるいは好きだという励ましでまた転がり、大きな海を目指す。その前に砕けることもあるだろうが。

 沢山のユーザーと交流し、意見を交し合い、そして書き続けることが出来るのはある意味最も幸福な事だと思う。書籍化とか、ヒットがあることより憎まれないほうがいいという考えもある。


 鴉野は三年経っても所謂日刊入りも果たしていない。


 愛される作者かと言うと自分でも疑問な所がある。何人かとは不幸なことがあったし。それでも切磋琢磨し、古典や名作やら珍しい話を読み、フォローしてくれる人の作品にはなるべく目を通そうと思っている。もし多少の上達があったのならその恩恵にすぎない。


 それでも人間が一気に伸びるのは思春期と最初の三年である。


 あなたの三年がより素晴らしいものになりますように。


 鴉野は年末最後にそう願いつつ、この筆を置くことにする。

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