表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/285

死んだらドラゴン○ールで生き返る さん。 今年流行った馬鹿Twitterについて思う

 自己顕示と自分たちの身内ノリを同時にやりたいときがある。 駅前の塾でタバコをふかす高校生とかは周囲から見て誰も突っ込まないから周りが見えていないだけだろうけど。

 何故進学校を目指しながら煙草を人前で吹かす? 一発で将来が不意になる。

『お前が通報するから息子の将来が不意になった』

 親の顔って遺伝するんだな。



 まぁそういう中で奇行を人様にあえて晒すが、 身内のノリでやっているのだから口を出すなと言いたいという考えもあるのだろう。 人前でイチャイチャするカップルとかは幸せで大変よろしい。もっとやっていい。

 しかしあえて犯罪を晒すのは馬鹿だと言われても良い。


 身内ノリという名目で人様や社会に問題を行う行為は大変よろしくない!


 などと偉いことを考えずに、あえてバカをやってなおかつ人の迷惑にならないことを考えてみることにする。

 え? 一本歯下駄履いて愛宕山を登ってくる奴が言うかだと? アレはおすすめしない。人が多い日にやったら他人まで怪我させてしまう。


 バカは人がやらないことをあえてする。


 先人が考え付いてもやらなかったことをあえてするものだ。

 誰にも迷惑がかからず。誰にも知られず。そして利益が有ってしかも犯罪ではないバカ行為はないものか。人生が次の日変わるような擬死体験を。

 というか、ネトゲは既に辞めているし漫画も捨ててしまったし、アニメなんて今更見ないし。えっちなおねーちゃんと遊ぶのも卒業した。


『そうだ。股間の毛を剃ってしまえ』


 かくして鴉野は股間の毛を剃ってみることにした。今年の夏の話である。


 男性にとって耳の裏、うなじ、毛の生え際、脇、股間は激臭のモトである。

これも全部剃っちまえばいいじゃん。誰も損しない。

 経験のある方は多いと思うが、トイレットペーパーで尻を拭く場合、尻毛は衛生上とてもとても問題が生じる要因である。

『拭いても拭いてもウケケケ』

 茶色い汚れが顔を出す。


 之もそっちまおう。


 こうして、鴉野は誰にも迷惑をかけず、己が矜持のみを犠牲にしてバカッターならぬバカットを行う方法を考えた。『画像をアップせず尻毛を剃る』けだし意味不明。


 若い方々は絶対真似してはいけない。するわけがないが。


 安物の鼻毛カッターで腋と股間の長い毛をごっそりすいて、古い剃刀(剃刀なんて替刃をミスすれば何個も持っているものだ。特に男は!)でじょーりじょり。 尻回りの毛と太もも根本、へそ周りの毛をバッサバッサと処分する。

 剃り跡に水虫薬とオロナイン、ミョウバン入りシッカロールを塗る。臭い消しと剃り跡対策だ。


 こいつが不味かった。


 ミョウバンには強烈な収斂作用と消臭能力があるのだが、 カチカチに固まったそれは鴉野の股間及び尻穴に張り付き、強烈に縮んで激痛を放ちだした。

 勿論、水で洗っても肌に吸い付いて取れるワケが無い。結局皮膚が入れ替わるまで激痛を味わうことになる。


「いてええええええええええっ?!!!」


 天罰覿面てんばつてきめん。いや、愛宕登山と違ってこの場合は自業自得だ。


 本年度の結論。


『人様に迷惑をかけなくてもバカをしてはいけない』

※ ミョウバンは薬局もしくは漬物の材料コーナーで買えます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ