ひゃはははは汚腐怪(おふかい)は地獄だぜ~!!!!!!!!? 雨に打たれば
オフ会メンバーたちと別れた鴉野は呆然と大阪行きの交通手段がなくなっていく様を見つめていた。
二次会はT師匠からいいところを紹介されたのだが結局普通の居酒屋。
知り合いだという二人組と延々とWeb小説について語っていた。
無理やりついてきてしまった二人の方々にはべろんべろんになるまで呑ませてすまんかった。
この日は某ジャニー○アイドルのコンサートの日で、泊まる場所を無くした少女や大きな少女たちが駅前やコンビニ、酒場で朝を待っていた。
「お姉さん。どっか安いサウナとかありませんか」
「サウナは良いけど可愛い女の子いらない?」
「ははは。お姉さんみたいな素敵な方なら大歓迎なのですが、今日は寝ようかと思ってます」
ちなみに相手は還暦近くのお姉さんだ。
ひとしきりうーろうろしていると良いベッド二つだけの宿を発見。
「一人部屋はないんですか」
「無い。悪いね。でも二人部屋だけど安いよ。4000円」
その隣で『一緒に泊まってあげてもいいわよ♪』なそっち系の商売なお姉さん(還暦前後)がいらっしゃったが鴉野は全力で無視した。
嬉しいことにWi-Fiがつながっている。折角だから木曽川で川下りをしようと検索すると。
「あれ? このHP去年のだけどどうなってるんだろう」
朝になって電話しても誰も出てこない。ワケ解らん。
名古屋駅の観光案内所で聞いてみる。
「知らない」
「ウホ。良い対応。なら、行くだけ行ってくる」
そういうわけで鴉野は犬山遊園駅についたのだった。
(※註:誰がどう見ても犬山遊園駅)
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生憎とこの日は雨だった。鴉野は傘を持っていないので傘の代わりに帽子をかぶる。
子供連れが雨ではしゃぎながら進むわきを抜けて木曽川うがいの駅に向かうが、2013年は営業していないらしい。参った。
ココを川下りしたらさぞかし気分が良かっただろう。雨だし逆にイイ感じ。
仕方ないからお城に向かおうと鴉野は城に向かって歩き出した。
橋を一度わたってから城側に向かうととんでもない遠回りになるのだがこの時点では鴉野は知らない。
『関係者以外立ち入り禁止』
水門橋の扉が開いていたのをいいことに渡って犬山城を目指す。ぼつぼつ雨なので気にならないが後で帰宅時に確認するとワイシャツの肩口が真っ赤になっていた。どこかで泥でも被ったのだろうか。取り敢えずセスキ炭酸ソーダのお世話になったが。
歩いていくと岐阜県ワインを売っている露店を発見。
あとで訪問してワインとつまみを食っていたら岐阜県の地味さを嘆かれた。そんなこと言われても。
このお稲荷さんを通ったほうが近道だという。
ハート形絵馬がいっぱい。縁結びの神様として人気があるっぽい。
後で聞いた話だとこの神社こそ『倍返し』神社として某テレビドラマで脚光を浴びた神社らしい。犬山城を訪れた帰りにさっそく『銭洗い』をしてみた。
これをやるとゼニが倍になって帰ってくるそうだ。アクセスアップ願いも兼ねてやることにした。
「というか、ここのお稲荷さん縁結びに倍返しに近道に大忙しだな」
どなたかこのお稲荷さんに厚揚げでもお供えしてあげてください。




