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無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


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ひゃはははは汚腐怪(おふかい)は地獄だぜ~!!!!!!!? エキストリーム名古屋オフ 女子高生のナンパ

「よう。弟。おはよう」

「(むにゃむちゃ)なんだよ兄貴」


 鴉野は愛知県在住の弟に電話していた。


「そうめんはまだか」

「……今度送る」


 まだ届いていないぞ。弟よ。(2013年12/5現在)


「梨をおくれといってそうめんは持ってこないとは何事だと母上が」「みゅ」


 おい。お前はグラスランナーか。


 鴉野はため息をつく。大昔に訪れた時と違い、名古屋駅周辺は急ピッチでデカいビルが建ちまくっていて偉い事になっている。


「処で。弟よ」

「もみゅ……(超眠そう)」


「今俺は名古屋にいる」

「?!??!」


 朝一番の電車に乗って名古屋に到着した鴉野。

 所要時間は二時間弱。電気屋すら開いていない。


「今日何か予定あるのか」

「会社のお祭りの準備で眠くて死ぬ。後でまた行かないと」


「それは悪い事をした。ゆっくり休め」


 鴉野は名古屋駅周辺を当てもなく歩き出した。なんかジョ○ョカフェとかガン○ムカフェとか色々集まっているビルがあったり、きしめん屋はまだ空いていなかったりとカオスだ。


 水着を着たお姉さんが看板になってる自称居酒屋の風俗街を抜け、神社の近くを通りと好き放題。


「港でも見に行こうかな」


 この日は日本が誇る帆船、日本丸他二隻が名古屋港にいる。

 予定時間まで徹底的に早朝の名古屋市街を歩き回る鴉野。

 忘れているようだが徹夜なのである。お前の眠気は何処に消えた。


 そうこうしていると鴉野を引き留める女性二人。学生らしい。


「こんにちは」

「こんにちは。美しいお嬢さん方」


 鴉野は人見知りだが『超他人』と思っているとお世辞の一つでも問題なく出る。


「もし宜しければこの先のビルで私たちが○○やっているんですが」

「行きます」


 ウホ。良い祭り。

 鴉野はネタになりそうなことならホイホイとついていく悪癖がある。

 鴉野はこうして愛知県は職業訓練系の高校生徒たちが主催する作品祭に飛び入り参加を決定した。


 約束の時間はどうした。鴉野!! 走れ鴉野! 約束の時間に間に合わないぞ!!!

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