ファンタジーの扉 これは孔明の罠(なわ)だ
余談だけど小林製薬にて傷跡ややけど跡、子どもの乾燥性皮膚。
"かかと・くるぶしのガサガサ(角化症)や、冬場の手あれ。
筋肉痛・関節痛にも使える薬が出ているそうです。
鴉野に声をかける女子高生。仕事中の話である。
「明日から夏休みなのです」
「おお。よかったやん」
立ち去ろうとしてまた戻ってくる女の子。
「でも、ずっと部活!」
「はは。いいやん」
しばしして近づく職場の人。
「可愛いっすね。鴉野さん」
まぁ子供はかわいいよね。うん。
「鴉野さんと話すときは顔真っ赤で純情で」
はい?!
「いやいやいや?!」
職場の人は還暦過ぎが多いのでこういうからかいもある。
いやまて。それは孔明の罠だ。次の日普通に不機嫌だったし。
「それ。いつものフラグ折り」
「世の中の恋人もちはここで『察する』んだろうなぁ」
夏休みを満喫する間もなく勉学に部活に励む皆さま。
鴉野は夏休みもなく、勉学や部活じゃなく。
釣 ら れ て い ま す 。
そんな縄に俺が釣られクマー!!!??(AA略)
というか、この光景を見たら鴉野に好意を持っていても引くと思うぞ。
なににスイッチが入ったのかゲタゲタ笑う鴉野に縄を締めていく女性。
鴉野的には状況がシュールすぎて笑うしかない。
まて。これが高名な縄だ。全然違う。
「お兄さん顔立ち整っていて肌きれいだし良い感じだよね」
こういうリップサービスは真に受けても良いことない。
まて。これが孔明の罠だ。
そもそも今の鴉野は女装をしているのである。ものすごくアレな容姿だ。
縛られながら大笑いする鴉野の腹筋はすでに崩壊していた。
ドラゴンフラッグ三〇回終えた後より腹筋が痛い程度には。
「縛ると汗でるよね」
クーラーのもと、ガンガン巨大な胸を押し付けてくる下着姿の女性。
もちろん縛るためである。そして鴉野の下半身は珍しいことにまったく反応していない。
残念な状況である。
いや、マイサンどうした~?!
きゅっと締め上げる縄だが、思いのほか全然痛くない。
要所はちゃんと服の上にしているのもある。
「最近は傷害罪とかになるから痛かったり苦しかったら言ってね」
世知辛いな?! SMな世界も?!
SMバーを公金で利用して追及を受けていた大臣がいた気がする。
公金で不正支出をしたことが問題であってSMバーはあまり関係がない。
世知辛いじゃなくぐっと行ってほしい。
性的表現云々的にSMはけがらわしいとかそういう話をする人もいる。
個人の趣味の範囲だと思う。他人に迷惑をかけなければだが。
本記事掲載についてはなろう運営さんにメールした。
返答は何とも微妙な困ったかのような内容だったので取敢えず画像も掲載している。
取敢えずきゅっとしめる。
いたくない程度に。それでいてほどけたりしないように。
なんせ成人男性をこれから釣るのである。
細い縄で釣る以上安全面は万全を図らなければならない。
つまり結び目はきゅっとしっかりガッチリ。
それでいて体に痛みを与えないように縄の要所を服の上などにバランス良く位置させないといけない。
特に実際に釣る場所である腰とか腕は慎重かつガッチリ。さらに痛みを与えないように分散を心がける。結構気を使う作業だと思う。
縄職人。縛り師とか言われるゆえんである。
力任せに縛るとうっ血したりして相手が怪我するし、緩く締めると落ちてしまう。
女の子を抱きしめる男性は一見すると柔らかく相手を傷つけない程度に抱きしめているが、あの腕は一ミリでも逃げられない程度にはガッチガチに捕縛しているのである。相手に痛みを与えない程度に支えてはいるが、びくりとも動かさない。それを縄でやるんだから技術が必要だ。
目下問題点を挙げるならその縛られているのが鴉野であるという事実であり。
「ぎゃはははは。笑いジヌ」
「もう。何が鴉野ちゃんのツボを刺激しているのかわかんない」
明らかに状況を愉しんでいるという事実である。
(※ こうやって縛り始めて)
要するに。
形は違えど相手を思いやることはどんな時も必要であり。
いろんな意味でそれを言っても説得力がない今の状況は、罠というか縄というかなのである。
さて。これが婚礼の縄だ。
何に目覚めるファンタジー。
(※ 完成!!)
パンツは男物死守




