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無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


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鴉野さんって何歳なんですか

『四八歳。ホモだから彼女はいない』


「鴉野さん。ゲイの人が本気で傷つくからやめてください」

「そっか」


 しかし鴉野はあまりゲイの人にいい思い出はない。

 別に敵対したいというほど憎んではいないがネタには容赦なくしている。

「なぜ」

「ホモなんて生物全体で考えたら個体数を減らすための生存戦略じゃないか。悪くは思わんがいつかいなくなる」


「鴉野さん。同性愛は人類発祥より前から生物間で普通にあるんですよ」「うーん。まぁそうだね。なるべく控えるようにするよ」


 じゃ、鴉野さんはHOMO48ですね。

 ある方から言われた。某Aさんがやってきそうだな。

『握手券を配るAさん』

『華麗なラインダンスを見せてホモな人と交流を図り、パンチラも欠かさない中年軍団』

 な、なんか普通にカッコよく感じるのは俺が毒されているのか。キュートに尻を振って挨拶!

「一番になりたーい!」

 さすがに俺になろうの累計一位とか無理やろ。

「ぼくだけのためのアイドルになってください」

 それ、ホモな愛人契約や。


 真面目に言うと非公開だろうなぁ。

 作家のイメージって作品と関係ないってか、作品そのものに支障をきたすんだよな。悪人でも名作書くし、アインシュタインはDVやってたらしいし、共産主義の名著の作者たちは家庭ではアレだったしで。

「一応、俺の年齢が四八歳と言っても某女子さんは納得する」

「へえ」

 おっさんくさいもん。


「でも、昔チャットに参加したことあるんだけどさ」

「ええ」


 緊張して声が震えていてね。

 話したあと、急に皆の反応が変わったことがある。


「なぜ?」

「女の子と思われたらしい」


 後にこの特技を活かして訪問販売で家人を釣りまくったのは怪我の功名である。

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