待つ系サイト どうでもいいことだけど
どうでもいいことだけど、自分で自分をグラマーと書く女の子って結構凄いと思うんだ。
「確かに言われてみたら」
「だろ。普通はぽっちゃりとかそう書くだろ」
凄く自信があるのかと不安になる。
「ただのデブの可能性もあるっすよ。本人視線補正?」
な、なるほど。
「あと、男女ともに『生粋の日本人です』ってなんか意味あるのか」
「中国台湾ベトナムのかたが複数アカウントを同時に使い分けていらっしゃるようです」
世知辛いな?!
「こういうサイトだから外国人の配偶者希望。ただし英語は喋れないという人が一定数」
「喋れても苦労しますよ」
言葉が変われば感性が違うしなあ。
『耳をすませば』ってアニメ映画では英語の歌を日本語訳していたけど。
外人さんの感性って面白いもので、涙が零れるを涙の泉が零れるからとか、瞳の星々が消えてしまうからとかそういう表現にすると思う。
あと、基本引き算なしで計算する複式簿記とか文化的背景も変わるし。
(外人さんの講演動画などを見ての感想。違っていたらごめんなさい)
最近で有名なのは『アナと雪の女王』の『let it Go』じゃない?
「元の原題、『FROZEN』だぜ」
「絶対日本では流行りませんね!?」
逆にベイマックスの原作はマーヴェルのヒーローものだ。
「もふもふふかふかほのぼのロボと思ったらヒーローだったでござる」
だって前にヒーローやったら思うほど伸びなかったんだもん。
「レリゴーに至っては日本語にするときかなり変えたと聞く」
「変えない方法として古文の最小センテンス連打のセンスのいい動画もありましたね」
アレは死ぬほど笑ったけどな。
歌詞は例によってなろう規約に引っかかるのでニコニコ動画にて探してほしい。
「さすが五七五ですべてを表現して、七七で返句していた時代の言葉は一味違います」
「でも、現代語だってそれなりの良さがあるんだぜ」
古文も使えたほうが圧倒的に有利だとは思うけど。
なろうの累計作でいえば内密さんの作者なんてかなり詳しいと思う。
「雰囲気づくりに圧倒的に有利。同じ日本語だからわかりやすい」
「鴉野さんもエルフやドワーフの名前をカッコで区切った日本語で表現していますね」
いや、俺と一緒にしたら失礼だよ?!
「つまり、アレだ。言葉が変わると感性が違うから、実は日本文化研究家でもかなり日本人から見て奇異にうつったりする」
「逆にイタリア人は伝統を大事にして、『スパゲッティを炒める? あり得ない』とおっしゃる反面、茹でたてのパスタを炒めて茹で汁に軽く和えて味付けして食べさせたら『おかわり』と素直におっしゃるそうです」
カリフォルニアロールを見て苦笑いする日本人よりある意味寛容だな。
「でも鴉野さん」
「はい?」
「長持ちする夫婦というモノは適度に喧嘩するそうですよ」
解りあえないからこそ人は歩み合い合うのかもしれない。
だからといって最初から理解できない者同士でくっつくのはチャレンジャーに過ぎると思うが。
「それです。自分のことだって解らないなら、最初からお互い解らないほうが良いのです。見合い結婚の時代って案外うまくいってたらしいじゃないですか」
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。




